こんにちは。愛YOUカイロプラクティック院でございます。 お客様より喜びの声を頂きましたので、紹介致します。

 
股関節痛 仕事中の首の痛み
37歳妊婦(妊娠中期25週目) 会社員

 
  妊娠前から重たくて辛い首の痛みがありました。妊娠7か月(25週目)頃からは左のお尻が痛むようになってきて靴下を履く時とか椅子に座る時、しゃがむ姿勢をとる時に左のお尻が引っ張られて痛く違和感が続いていました。
 
  HPの【妊娠中の施術ができる】との案内を見てご来院されました。
 
 

  問診を行ってから身体を診させていただいたところ、首の痛みについては常にパソコンに向かう仕事で猫背になっていたためで妊娠7か月目からのお尻の痛みや違和感は骨盤と股関節のゆがみにあると考察しました。つわりが始まる妊娠初期から上半身に力が入るせいで首の痛さを伴う場合もありますので上半身のこわばりも気になりました。

  施術回数は全10回でした。
初回1~2回:身体全体をほぐしていく
  妊婦さんなので無理のないよう2回にわけて身体全体をほぐし筋肉が緩むようにソフトに施術を行い、骨盤を揃えるようにアプローチしていきました。痛みの度合いは初回より半分になったけれど、施術直後に比べると団々と痛みが戻ってくると感じておられました。
 
 

3回目の施術:股関節のゆがみを整える&首周りの施術
  3回目の施術では身体全体の筋肉の張りがとれてきたのでゆがんだ骨盤や股関節がまっすぐに戻るように調整をかけるため骨盤の仙腸関節の硬さをとり、首の付け根の痛さやだるさの原因である首と頸椎と後頭部の詰まりをとっていく施術をかけていきました。

 
 

4回目の施術:以前のゆがんでいた身体と今の整った身体の違いが分かるようにする
  痛みの頻度が非常に減ったが不安定さが残るとのご感想をいただきました。以前のゆがみのあった身体は生活習慣によって癖になっています。その為、調整を施したバランスのとれた身体の感覚と普段の癖づいてゆがんだ状態の身体の感覚がギャップをおこして不安定さを感じるようになっています。

 
 
5回~6回目の施術:週1回の定期的な施術でゆがみのとれた身体の癖付けを施す
  5回目・6回目の施術は定期的に(週1回)お越しいただき今のバランスの整った体を定着(身体が覚える)させるために癖付けをしていきました。

 
 
7回目~10回目の施術:3週間に1度の施術
  出産後期に入ったので3週間に1回お越しいただきました。妊娠後期になるとお腹が急激に大きくなり子宮底が高くなり体が出産の準備に入ります。お腹の重みも増してくる時期なのでむくみの感じるところやだるさを感じるところを伺いながら身体のケアをしていきました。出産1週間ぐらい前までお越しいただくことが出来ました。骨盤が安定しているのであかちゃんにとってもおなかの中が過ごしやすい環境だったんですね~(*^▽^*)

 
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  快く写真を撮っていただきありがとうございました。
出産後に骨盤矯正にも来ていただけるとのこと。とても嬉しく思っています。
  骨盤矯正は産後半年がとても有効です。ぜひお越しください。お待ちしております。

 
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  今回のマタニティ整体を専門的にお話しすると
 
  右の股関節が前方転位、左の股関節が後方転位、右側の腸骨が後傾して(後ろに倒れる)仙腸関節が非常に硬くなっていました。左が後方転位になっているので内転筋(内ももの筋肉)が硬くなって内側(お尻側)に引っ張られていきます。この状態でしゃがんだり靴下を履く時に屈むと、すでに引っ張られて伸びている筋肉をさらに引っ張るのでお尻側がすごくつよく引っ張られて、傷んだり違和感が出るようになります。

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・解説・
  転位とは元あった所から位置が変わること。いわゆる【ゆがみやずれ】の事です。
股関節の前方転位とは、股関節の前方向へのズレの事で、大腿骨(太ももの骨)の先端が骨盤のクボミから、前の方に少しズレていることをいいます。このことで足の長さも長く見えます。後方転位は、その逆に後方にズレてる状態なので足の長さは短く見えます。この為、右の股関節が前方転位、左の股関節が後方転位となると、左右で足の長さが変わって歩きにくくつまづきやすくなってきます。

 

骨盤を知ろう!
  皆さんは【骨盤はどこにありますか?】と聞かれると腰辺りに手が行きますよね。コレと思って触っているのは寛骨(詳しくは腸骨)です。実は骨盤という骨はなく、寛骨(かんこつ)+仙骨(せんこつ)+尾骨(びこつ)の3つの骨を合わせて骨盤と呼んでいます。
  図で見ていきましょう。
赤い車線部分が寛骨です。寛骨は腸骨(ちょうこつ)、恥骨(ちこつ)、坐骨(ざこつ)で構成されていて左右一対です。

 
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  仙骨は骨盤の真ん中にある部分です。

 
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  尾骨は仙骨の先端にあります。

 
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  骨盤は身体の中心にあって上半身と下半身をつなぐ役割があるため動かしやすく非常に柔軟にできています。骨盤の構造はシンプルで(仙骨と腸骨)をつなぐ関節(仙腸関節)が一つあるのみで骨盤をささえている主な力は仙腸関節周りの筋肉と靭帯です。柔軟な骨盤はいいかえれば不安定な骨盤ともいえます。

  さらに妊婦さんはホルモンの影響で身体の関節が動きやすくなっていて身体の変化に柔軟です。出産に備えて骨盤が開きやすい状態になっているのですね。しかし、普段の生活習慣から骨盤のゆがみを生じやすい状態でもあります。
  赤ちゃんを守るためにおなかを支えるのに身体が疲れやすくなっていることに加え、腰痛や肩こりがさらに加わるのはとても辛いことです。我慢しつづけることは妊婦さんにも赤ちゃんにも良くありません。
妊婦さんと赤ちゃんにとって安定した骨盤づくりをすることで腰痛や股関節痛も和らぎます。
 

  我慢せずにお気軽にご相談ください。

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