胸郭出口症候群
胸郭出口症候群
簡単にいうと、肩こりです。
悪化すると吐き気、頭痛が起きます。
当院では根本的な解決に導きます!
こんな悩みを解消します
胸郭出口症候群、なんだがややこしそうな名前ですね。
症状としては、肩や腕のだるさ、しびれ、酷くなると頭痛や吐き気も伴います。
簡単に言うと肩こりですね。
肩こりと言うと、病院では完治しないもの、よくわからないものという扱いですが、この胸郭出口症候群によるものは完治する肩こりと謳われています。
胸郭出口って?
胸郭出口とは、第一肋骨、鎖骨、斜角筋、小胸筋などによって作られた隙間で、神経や血管の通り道です。この通り道が、筋肉や骨格のズレによって圧迫され、神経や血管がストレスを受けている状態を指して、胸郭出口症候群と総称しています。圧迫されている細かい部分別で3つに分けられます。
斜角筋症候群
首の斜め前にある斜角筋によって神経・血管が圧迫されるもの。
特に前斜角筋と中斜角筋の間のスペースを斜角筋間隙といい、そこで圧迫が起こるもの。
肋鎖症候群
第一肋骨と鎖骨の間のスペースで、神経や血管が圧迫されるもの。
小胸筋症候群
鎖骨のやや下、胸のところにある小胸筋によって神経や血管が圧迫されるもの。圧迫部分で分けられてはいますが、症状はほぼ同じです。
原因について
胸郭出口症候群の直接的な原因は、筋肉の緊張と骨格のズレであるということは既に書きました。考えなければいけないのは、なぜそういった緊張やズレが起こるのかということです。
多くは姿勢に依ります。
猫背で背中が丸まっていたり、仕事などで腕を前に出している姿勢が多いと、胸郭出口周辺の筋肉が緊張します。
また、顔が前に突き出るような姿勢も首の筋肉を緊張させます。胸郭出口症候群になりやすい方がいて、特徴としては撫で肩であることや、重いものを腕に下げる方がなりやすい傾向にあります。
これは、腕が下に下がると鎖骨が下がり肋骨との間が狭まるためです。
猫背や前傾姿勢、撫で肩、重いものをよく持つといったことが原因として挙げられます。
では、姿勢を正し、肩を上げていればいいのかというと、そうとも言い切れません。
そういった矯正で改善することもありますが、必ずしも筋肉の緊張が解けるとは言えないからです。
そもそも、重いものを持っている時に症状が出るならまだしも、何も持っていなくても症状が出るのですから、筋肉の緊張の原因はもっとも深いところにあるはずです。
それに、姿勢を正すというのもなかなか難しいものです。
バンドなどの補助器具を装着させる治療方法もありますが、対処療法に過ぎません。
- なぜ姿勢が悪いのか?
- なぜ筋肉が緊張するのか?
- なぜそういった状態が続いているのか?
- なぜ緊張が解けないのか?
こういったところまで追い掛けなければいけません。
姿勢と緊張
例えば、座っている時の姿勢はどうやって決まるかわかりますか?
自分でどう意識するか、ということもありますが、何か作業をしながら姿勢に常に意識を向けているのは困難です。
これは人間の身体を構造的に考えると簡単なのですが、一番下の土台になる部分の状態によって左右されるのです。座っている時は骨盤ですね。
骨盤の上に背骨が乗り、一番上には頭蓋骨が位置します。背骨から肋骨が伸び、その上に肩甲骨が乗っています。肩甲骨と鎖骨により肩関節が支えられ、その先に上腕骨が、といった具合に身体は繋がっています。
例えば、座っている時の土台となる骨盤が歪んでいると、その上に乗っている背骨などの全てが影響を受けることになります。猫背のように背中が丸まるのは、骨盤の後傾によるものです。
自分で意識しないところで姿勢が決められているために、普段多くの人が自分の姿勢がどうなっているかを気にしていません。
そうして、不自然な姿勢が無意識に続くことで、骨格のズレが定着してしまいます。また、骨格というのは周囲の筋肉によって支えられているので、不自然な骨格には不自然な筋肉の緊張が強いられます。こうした姿勢と緊張が、胸郭出口に圧迫を生ずると、症状を出すことになるのです。
改善方法
では、胸郭出口症候群の改善のためにどういった治療方法が効果的なのでしょうか。
胸郭出口周辺へ直接アプローチするという方法もあります。
直接的な原因の緊張やズレを矯正すれば、症状は和らぐことは間違いありません。
しかし、効果はその場限りです。根本的な原因が何も解決していなければ、何度も再発してしまうでしょう。
もっとも効果的なのは、骨盤と頭蓋骨のバランスを整えることです。
姿勢の話で言ったように、骨盤は身体の土台です。
まず土台の歪みを整えなければ、胸郭出口を解放することは出来ません。
そして、頭蓋骨の調整は、筋肉を緊張から回復させるために必要となります。
それというのも、身体の回復のためには副交感神経を働かせなければならないのです。
自律神経の一つである副交感神経は、身体をリラックスさせ回復させる働きを持ちます。自律神経は脳の働きの一つなので、頭蓋骨を整え脳への負担を減らすことで、その活動を優位にすることが出来ます。
骨盤と頭蓋骨を整え、バランスを取ることで、胸郭出口に掛かる負担を減らせば、肩こりやだるさ、しびれなどの症状は必ず改善出来ます。当院の施術は全て根本的解決を目標にしています。
是非一度ご相談下さい。
当院の施術は全て根本的解決を目標にしています。