チック症
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体が動いてしまったり、
声を発してしまう症状です。
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こんなお悩みはありませんか?
自分の意思とは無関係に、身体が動いてしまったり、声を発してしまう症状をチック症と呼びます。
チック症には、まばたきや首を回す動き、表情の忙しない変化などの運動性チックと、咳払い、鼻を鳴らす、唸り声を出してしまう音声チックがあります。
小学生から中学生にかけて発症することが多く、男児の比率のほうが高い傾向にあります。
自然に治ることもありますが、稀に慢性化し、大人になっても悩まされている方がいらっしゃいます。運動性と音声のチックの両方の症状が一年以上続く場合は、トゥレット症候群となります。
複数の症状が出たり消えたりを繰り返し、成人になっても症状が残る場合があります。
癖とチック症の違い
首を傾げたり、声を出したりといった癖は子供にはよく見られるものです。
なので、癖なのかチックなのか、行為だけでは判別が付かないことがあります。
癖との違いは、自分の意思で止めることが出来るかどうかです。
癖であれば、自分の意思で止めることが出来ます。しかし、チック症の場合は、意思とは無関係に身体が動いてしまうので、止めることが出来ません。
また、一時的に止まっても、しばらくすると別の動きが出てきたり、人前では出ないけど家に帰ると酷くなる、といった場合もあります。我慢した反動で酷くなることもあります。
チック症はお子さんの意思とは無関係に出ています。この点を、必ず理解して下さい。
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原因について
チック症の原因は、現在でも明確にはなっていません。
以前は、親の教育の仕方に問題があると言われていましたが、現在は否定されています。
はっきりとした原因はわかりませんが、意思とは無関係に動いてしまうという点から、神経伝達の異常が考えられます。
神経伝達の異常は、神経束が圧迫されるか、大元の脊髄や脳に強いストレスが入ることで生じます。なので、チック症の要因の一つとして、心身のストレスが関係していることは確かです。
ストレスと言うとどういったものを想像されたでしょうか?
おそらく、多くの方は「人間関係」などの精神的なものを想像されたと思います。
人間にとってストレスとなるものは、大きく分けて4つあります。
- 精神的ストレス……人間関係など「嫌だ」と感じること
- 化学的ストレス……栄養素の過不足
- 構造的ストレス……頭蓋骨、骨盤などの歪み
- 温度・湿度のストレス……気温、湿度の変化
一般に、精神的ストレスが広く認知されていますが、これはストレス全体の割合で言えば半分も無いのです。
そして、4つのうち3つのストレスが「心」ではなく「身体」に入るストレスであるという点にも注目して頂きたいのです。
ただし、子供の場合は、精神的にも敏感な時期ですから、精神的ストレスを比較的多く受けることも考えなければなりません。
ご家庭、学校の環境に、強いストレスを受ける要素が潜んでいる可能性がとても高いということです。
また、チック症の子供は、症状によってからかわれることでコミュニケーションに消極的になり、人間関係にストレスを感じるようになるなど、悪循環に陥るケースもあります。
改善方法
まず、第一に、ご家族が焦らないことです。
焦っても治るものではありません。穏やかな気持ちで受け入れてあげることが大切です。
その上で、何がストレスとなっているのかを探していきます。
食事の内容や、寝ている時などの体勢をよく観察してみて下さい。
食事は添加物や劇物が多いと、内臓のストレスとなります。
また、加工過程が多ければ多いほど、身体には負担となります。
コンビニ食や、煮込んだり、保存期間が長いものは避けたほうがいいでしょう。
寝ている時にうつ伏せになっていたり、座り方がおかしいと、身体の構造的にストレスとなります。
そういった姿勢のほうが楽という場合は、既に身体が歪みを持っている可能性があるので、整体で矯正する必要があります。
ただ、寝相が悪いというのは良いことです。寝ている時に身体の歪みを治すための動きなので、寝る時のスペースは広くとってあげて下さい。
食事や室温、人間関係といった面は、ご家族の理解と協力が不可欠です。
一番悩んでいるのは子供本人です。
構造的ストレスについて、専門的な技術が必要になります。
ここは整体の出番だと思います。
構造的なストレスを軽減することで、他のストレスの解消にも繋がります。
チック症は、本人の意思とは関係無いため、本人だけの努力では改善し辛い問題です。叱ったり、無理矢理押さえつけるようなことは絶対にしてはいけません。
正しい知識と、理解を持ち、温かく見守ることが何よりも大切です。
チック症でお悩みの子供がいらっしゃれば、是非、一度ご相談下さい。
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