巻き爪
日本人の10人に1人が『巻き爪』です。
こんなお悩みはありませんか?
自分の爪の状態、気にしてますか?
爪のことなんて、たまに見て伸びていたら切るくらいという方も多いかも知れません。
- 歩くたびにつま先が痛む
- 爪が曲がってしまって、切るのも大変
- 痛みは無いけど、丸まった爪が気になる
- 巻いていないのに痛みがある
爪というのは、身体のなかでも軽視されがちな部位です。
しかし、爪の問題を放っておくと、後々とても辛い目に合うかも知れません。
爪のトラブルと言えば、多いのはやはり巻き爪です。巻き爪と混同されやすい陥入爪という症状もありますが、巻き爪とは別です。併発することも多いので、同じ爪のトラブルとしてここで扱います。
巻き爪とは、爪が横に曲がってしまう状態を言います。軽度のものから、完全に内側に「巻いて」しまっている重度の方もいらっしゃいます。
陥入爪は、爪が巻いているかは別として、周囲の皮膚に食い込んで炎症を起こし、痛みを出すことを言います。
巻き爪でも痛みが無い場合もありますし、爪の形は正常でも痛みを出すこともあります。
爪が巻くと皮膚に食い込みやすくなるので、二つを併発している方が多いのです。
巻き爪の原因
- ◎爪の切り方
- 深爪や爪先が丸くなるように端まできっちり切ると、巻き爪になりやすくなります。伸ばし過ぎも良くありません。陥入爪の原因として多いのも深爪です。
また、切れ味の悪い爪切りを使うと、爪に余計な負荷を掛けてしまいます。切れ味の良いものを使い、爪を四角く切ると巻き爪、陥入爪になりにくくなります。 - ◎合わない靴
- つま先が細かったり、踵の高い靴を普段から履いているいると、指先への負担が大きくなります。爪が圧迫され、巻き爪になりやすくなります。
- ◎爪先を強打する
- なにか重いものを爪先に落としてしまったり、激しい運動により爪先への負荷が高まると巻き爪の原因となります。特にサッカーのように足先で蹴ったり、瞬発力が要求されるスポーツでは、足の親指に掛かる負荷が増大します。
- ◎急激な体重増加
- 肥満や妊娠などで体重が増加すると、当然脚への負荷が高まり、爪の負担も同様です。また、立ち方や歩き方も影響します。
- ◎遺伝
- 遺伝により、巻き爪に「なりやすい」場合があります。爪が柔らかいと変形しやすいですし、厚ぼったい爪だと乾燥しやすく内側に曲がる傾向にあります。遺伝的に巻き爪になりやすい方は特に注意して頂きたいところです。
では、実際に巻き爪になってしまった時、今現在巻き爪で悩んでいる方に、どういった治療法があるのかご紹介いたします。
- ◎プレート
- 特殊なプレートを張り付けて矯正します。
- ◎ワイヤー
- 爪の端に穴を開けてワイヤーを通し、爪を矯正します。矯正の力は強いですが、爪を伸ばしていないと出来ません。
- ◎市販のグッズ
- 軽度の方であれば、市販のケアグッズを使う選択肢もあります。
病院や整形外科では従来の方法として手術が主流です。端的で分かりやすい方法ですが、麻酔で痛い思いをしますし、再生した爪が巻かない保障はありません。残った組織から棘のように生えてくることもあります。
最近、注目されてきているのはプレートやワイヤーです。時間は掛かりますが、今ある爪を少しずつ矯正するので痛みはほとんどありません。
おすすめは、プレートやワイヤーで矯正しつつ、巻き爪の原因となる習慣を改善していくことです。
原因が取り除かれなければ、一度矯正してもまた再発してしまいます。
巻き爪に伴う危険
巻き爪は痛みの有無は別ということは先ほど書いた通りです。巻くことで皮膚に食い込みやすくなるので、陥入爪などの痛みを伴うことが多くあります。
しかし、陥入爪だけでなく、巻き爪によって引き起こされる可能性のある危険があります。
それは、身体の歪みです。
爪となんの関係が?と思うかも知れませんが、特に足の巻き爪は身体全体へ影響します。
爪は指先を保護するためにあります。指先でものを摘まんだり、押したり出来るのは爪が支えてくれているからです。
足の指が普段押しているのは地面です。歩く時、走る時、蹴る時、ジャンプする時、爪先が地面を押すことで身体を支えています。
仮に爪が無く指先がふにゃふにゃの状態だと、かなり動きづらくなることは想像出来るかと思います。
巻き爪、それに伴う陥入爪がある場合、地面を押す支えに問題があるということです。
支えが崩れると、爪先に支えられている足首が崩れ、足首に支えられている膝が崩れ、腰も上半身も……といった具合に、全身のバランスが崩れていく危険があります。
バランスが崩れると、腰痛や肩こり、頭痛、内蔵疲労などの諸症状へ繋がることは、私たち整体師の常識です。
勿論、巻き爪になったら絶対に身体に不調を来すというわけではありません。少々の変化では人間の身体はびくともしません。しかし、通常よりも負担が掛かりやすく、不具合を起こしやすくなるかも知れない、ということは知っておいてください。
巻き爪のビフォーアフター
巻き爪のビフォーアフターです。
変化には個人差がありますので、効果を保証するものではありません