■姿勢不良となる原因は?「側弯症について」
「長時間座っていると背中が痛くなる」
「上を見上げると首に痛みが出ることがある」
そんな状況に困っていませんか?
パソコン作業といった長時間にわたって同じ姿勢を取り続けていると、身体特に背骨に疲労が溜まり、次第に楽な姿勢をとるようになります。楽な姿勢とは聞こえがいいですが言い換えると、正常な姿勢ではない状態であるということです。仕事などで毎日同じような姿勢を取り続けると、その姿勢が癖になり、歪んだ状態で固定されてしまいます。そうなると、日常生活でも支障が出てしまいますよね。この記事では、「歪んでしまった背骨について」と「その対処方法」について紹介します。
■背骨の役割について
背骨の位置は、骨盤と頭蓋骨との間にあります。胸椎とから肋骨がのび、肋骨の上にのるように肩甲骨があり、肩へと繋がっていきます。背骨は椎体という筒のような骨が連結しており、これらが連動して動くことで身体の様々な動きに対応できる構造となっています。
また、背骨は脳脊髄液の連絡路の役目があります。脳脊髄液というのは、脳のクッション材であり、栄養素であり、体内の老廃物を流す洗浄装置でもあります。頭蓋骨から骨盤へと流れる脳脊髄液の通路である背骨がゆがむことで循環が滞ってしまうと様々な問題が生じてきます。
■側弯症とは?
背骨を正面から見ると、ほぼまっすぐな状態が正常ですが、側方(身体の左右)へ弯曲している状態(10°以上)のことを側弯症と言います。さらに回旋(ねじれ)が加わる場合もあります。一般的に側弯症は、身長の伸びる学童期~思春期に発生、進行します。また成人でも、腰痛が発端となって身体のバランスが崩れた結果、側弯症となる場合もあります。さらに、前や後ろの弯曲が強くなってしまう前弯症や後弯症を合併する場合もあり、早期発見と早期治療が大切です。
■側弯症の症状は?
背骨の歪みが固定され、脳脊髄液の循環が滞ると、脳の働きに問題が生じ、身体全体の働きに異常をきたすことになります。
たとえば、
・疲れやすい、疲れが取れない
・発作のように急に首が痛くなる
・上を見上げると首に痛みがでることがある
・背中や腰の痛みに違和感がある
・長時間座っていると背中が痛くなる
・下痢、便秘が多くなる
・脇の下のしびれ
・うつ傾向
・仕事、勉強等、根気が続かない
といった症状がでやすくなります。
■側弯症の原因は?
側弯症には先天性と後天性とがあります。後天性の場合、
・精神的な強いストレス
・長距離の運転姿勢
・睡眠、食生活などの問題
・テニス、ゴルフその他左右バランスの悪いスポーツ
・利き手、利き足の使い方の問題
・交通事故
など誰でも当てはまるといえることが原因となっている場合があります。不自然で偏りのある姿勢を長期にわたってとりつづけた場合、背骨がその「歪んだ状態」慣れ、固定されてしまいます。動きの中で歪むのは自然ですが、その歪みが固定されてしまうと問題となります。
■愛YOUカイロプラクティック院での施術
背骨の動きは骨盤と頭蓋骨とで決定されます。特に土台となる骨盤の影響が大きいため、「背骨が歪んでいる状態=骨盤が歪んでいる状態」と言えます。ですので、骨盤の歪みを整えることで、構造的に背骨の動きを改善出来ます。また、骨盤と頭蓋骨とのバランスを調整し脳脊髄液の流れを促進させることで、身体の中からも症状に対してアプローチすることができます。これら外からと内からと両者のアプローチを同時に行うことで、バランスがきちんととれる状態へ身体を調整していけば、症状によって悩まされることはなくなります。これは、先天性であっても後天性であっても同じです。当院では痛みを感じないソフトな整体でアプローチしていきます。
■おわりに
「背骨の構造と固定された歪みによる症状」と「当院の対処方法」について紹介してきましたがいかがでしたか?背骨の歪みが固定され脳脊髄液の流れが滞ってしまうと、さまざまな症状となってあらわれ生活に支障が出てしまいます。当院の施術は、全て根本的解決を目標にしています。側弯症でお悩みの方は、是非一度ご相談ください。