座り方に気を付けた方が良いとは思っているがどう気を付ければいいかわからない・・
朝から晩まで座りっぱなしでパソコン仕事をしているあなた
(あぁ、今日も腰痛を我慢しながら仕事をしないといけないのか・・・)
と憂うつになっていませんか?座りっぱなしというのは、身体にとってはとても辛いものですが、慢性腰痛持ちには本当にたまったもんじゃありませんよね。数時間仕事を頑張って、ちょっと一息、と立ち上がろうとした瞬間に「ギクッ」そんな経験は、腰痛持ちのデスクワーカーさんなら誰しも経験があるのではないでしょうか?
でも、そんな苦痛とは今日でさよなら!
これからお伝えするたった3つの「座り方」に気を付けるだけで、明日からあなたの腰痛が嘘のように楽になります。座り方にも色々なポイントがあって、特に大事なところをトップレベルの整体師が解剖学をもとに解説します。身体の仕組みに則った方法なので簡単で確実に効果を実感できます。是非、腰痛持ちのデスクワーカーさんは読んでみてください!
そもそも座ることが身体に悪い!?
そもそもの話ですが、座るということ自体が身体にとっては「苦痛」です。
というのも、人体は2本脚で直立するように進化してきたので、何時間も座りっぱなしでいるのは「想定外」なんです。
ご存知でしょうか?
15分間座りっぱなしでいると、体中の毛細血管が切れていくということを・・・。
座って仕事をしている間に「ぶちぶち~」と血管が切れているなんて、考えたくはないですよね。でも、実際に、あなたの身体では毎日それが起こっているんです。
15分で血管が切れてしまうんですから、毎日何時間も座って仕事をしているあなたの身体は、もっとずっとボロボロかも知れません。でも、座らないわけにはいかないし、仕事を辞めるわけにもいかない。
せめて、座り方を変えることで、少しでも腰痛が軽くなるなら、やってみたいと思いませんか?
座り方で大事な3ポイント
座り方にもいろいろあります。
例えば、椅子に座っているのか、座椅子なのか、座布団なのか、ソファーなのか、畳なのか・・・。どこに座っているのかでも変わりますし、座ってなにをしているのかでも気を付けるポイントは違ってきます。
なかでも、今回はデスクワークで一番多い「キャスター付きの椅子に座ってパソコンを使っている」場面で気を付けて欲しい3つのポイントを解説していきますね。
ポイント1:キャスターは固定!
わざわざキャスター付きと書いたのでお察しの通りだと思います。キャスター付きの椅子は、腰にとても負担をかけます。何故かというと、キャスターが付いていると椅子が簡単に動いてしまうので、体重の掛け方が制限されてしまうからです。
キャスターが転がらないように、無意識に腰や足、背中に力が入ってしまいます。キャスターをロックできる椅子であれば、位置を合わせたら固定してしまい、仕事に集中したほうが腰の負担が減ります。
もし、キャスター付きだけどロックができないということであれば、足の裏をしっかりと床に着地させることを意識してみましょう。足の裏が地面に着いていると脳が安心するので、体の緊張が緩みやすくなりますよ。
ポイント2:目線とパソコンの高さを合わせる
パソコン作業をしていると、うつむき気味になったり、ついつい画面に顔を近づけたりしてしまいがちですが、これはパソコンの画面と目線の高さが合っていないとより起こりやすくなります。合わせるのは、パソコンの画面の上端と目線が水平になる位置です。
パソコンの高さを変えるのはなかなかできないと思うので、椅子の高さを変えてみて、自分の座高とパソコンとの丁度いい位置を探してみてください。
椅子に高さ調整機能が無ければ、お尻の下にクッションを敷くといいですね。ノートパソコンであれば画面の角度を変えられると思うので、そこで調整してあげるのもアリです。
ポイント3:パソコンと身体の距離は肘で合わせる!
パソコンを使う仕事で姿勢が悪くなってしまうのは仕方がない。そう思っていませんか?
実は、パソコン作業をしていて猫背になってしまうのは、パソコンが遠すぎるからなんです。人が手を使ってなにかをする時に、もっとも身体に負担が少ないのは腕を伸ばさずに届く距離です。ここから離れれば離れるほど、腕を伸ばすために背中を丸めなくてはいけなくなり、猫背になってしまうのです。
合わせ方は簡単です。
・まず、腕の力を抜いてだらんと垂らします。
・次に、肘を直角になる位置まで曲げます。
この時に肘は身体のすぐ横にあるか注意してください。そして、両手の位置にキーボードを持ってくれば、猫背にならずにタイピングが出来てしまうのです。マウスも、すぐ横なら腕を伸ばさずに動かすことができますね。
頭からお尻までがまっすぐに
いい姿勢というのは、単に見た目だけの問題ではなく、身体に負担が少なく、そして効率的に作業するために大切なことです。横から座り姿勢を見た時に、頭からお尻までがまっすぐのラインにあればばっちりです。
いい姿勢であれば、頭からの重さが背骨を伝って椅子に逃げるので、腰に掛かる負担が最低限で済みます。仕事を何時間も頑張っていざ立とうとして「腰が伸びない~」なんてことがなくなりますよ。
しかも、作業効率もUPするので、仕事も捗って一石二鳥ですね。
まとめ
毎日、何時間もパソコンに向かって座りっぱなしのデスクワーカーさんは、実は力仕事をしている人たちよりも腰を傷めてしまいがちです。
それは、座って仕事をすること自体が身体には負担だからなのですが、たった3つのポイントを気を付けるだけで、嘘のように腰の負担が減って腰が軽くなります。そのためには、パソコン作業中の姿勢を変えなければなりません。
でも、集中している仕事中に、姿勢をよくしようと気を付けるのは難しいですよね。
今回お伝えした3つのポイントだけ気を付けてしまえば、後はガッチリ仕事に集中!
身体の構造に基づいたやり方なので、誰でもすぐに実践できる上に、続けるのが苦になりません。毎日のデスクワークで腰痛に悩まされているあなた!
明日から、休憩で立ち上がる時にすっと腰が伸びる幸せを感じてみてくださいね。