坐骨神経痛のしびれを2分で改善できる
~ストレッチと座り方~


座っていると脚のしびれが強くなり、会議に集中できない

車を運転していると脚がだんだんしびれてきて辛い

電車移動が多いので、脚のしびれを改善したい

坐骨神経痛のこのようなお悩みはありませんか?

今回は、坐骨神経痛のしびれを和らげたいあなたに、座ったままできるストレッチや負担の少ない座り方のお話です。
しびれで集中力が低下してパフォーマンスが落ちるお悩みの方は、こちらのストレッチ方法を試してみてください。

しびれが軽くなれば集中力もアップしますし、今回の方法は費用がかからない経済的なストレッチです♪

 


座り姿勢は立っている姿勢より負担大!

坐骨神経痛はお尻や太ももの裏側に痛みが生じる症状の名前です。
これ自体は病気ではなく、坐骨神経そのものが悪いために症状が出ているわけではないのです。

 

症状の中で訴え多いものが「下肢のしびれ」です。

 

特に座っている状態が長いと太もものしびれがキツくなる傾向があります。下肢のしびれだから座っておいた方が楽だろう。座った方が脚や腰が休まるんではないか。と思いがちですが、実は、座っていて楽なのは足首や足の裏だけなんです。座り姿勢は立ち姿勢より40%近く身体に負荷がかかっているという驚きの事実があります。

生活する上で長く座るという動作は意外にも多くあります。
座っている状態でしびれが強いと、日常生活上でも困る場面が多いのではないでしょうか。脚のしびれという症状は、一度気になり始めると居てもたっても居られなくなるほどで、集中力を奪ってしまいますよね。太ももをさすってみたり、脚をブラブラさせてみるもののあまり変わらない・・・

 運転中・電車やバスでの移動中、腰がビリビリする

 会議中、集中できない

 映画や舞台鑑賞など、ずっとは座っていられない

大事な会議中や運転中で集中力を欠くのはもちろんのこと、しびれのせいで楽しみにしていた映画や舞台などが楽しめないということもあるでしょう。それもそのはずで、実は立ち姿勢と座り姿勢、身体にとって負担になるのは座り姿勢だからです。

 

座っているしびれ強くはなるけれど、立ったり歩いたりだったら平気

 

という場合はまだ坐骨神経痛も軽い場合が多いため、ストレッチで症状が和らげることが出来ます。

 


椅子に座ったままの坐骨神経痛ストレッチ

座ってできるストレッチのメリットは、とにかく簡単で椅子があればどこででもできることです。に尽きると思います。
例えば長時間のデスクワークでしびれが出たとき、ちょっと休憩ついでにストレッチしてその後の効率が上がれば、費用もかからず経済的ですよね。

 

【お尻のストレッチ】

① しっかりと足の裏がつく椅子に座ります。

② 片方の足にあぐらをかくように曲げて、足首を反対側の太ももに乗せます。
※このとき、姿勢に気をつけましょう。猫背だと効果は半減します。

③ 曲げた方の脚の脛に胸が付くように、股関節から身体を倒します。

④ 曲げた方のお尻が伸びているのを感じたところで止め、そのまま20~30秒保ちます。

 

【裏太もものストレッチ】

① 両足を床につき、浅めに椅子に座ります。

② 片方の脚の膝を伸ばし、前方に置きます。
※このとき、姿勢に気をつけましょう。猫背だと効果は半減します。

③ 伸ばした方の脚に両手を置いて、その手をスライドさせながら股関節から身体を倒します。

④ 伸ばした側の裏太ももが伸びているのを感じたところで止め、そのまま20~30秒保ちます。

 

・ストレッチ中に呼吸を止めてはいけません。
・深呼吸をしながら行いましょう。
・どちらのストレッチも、股関節周りの坐骨神経に
 関係する筋肉を柔らかくするストレッチです。
・また、痛すぎるまで伸ばしてもいけません。
・気持ちが良いところで止めてください。
・このストレッチを行なってしびれがひどくなったり、
 痛みが出る場合は中止してください。

 


ストレッチ以外にもできることは?

座っている状態でしびれが強くなってしまう症状は、そもそも座り方が悪いため起こっている可能性もあります。悪い姿勢の人を見ていると、いくつか良くない共通点があります。

【背中が丸くなり、骨盤が後ろに倒れている】

骨盤が倒れると、腰やお尻の神経が圧迫されやすくなり、
坐骨神経痛の症状が出てしまいます。

 

【膝を伸ばしている】

伸ばす座り方、いわゆる「長座」は、
膝が曲げにくい年配の方に好まれますが、股関節に負担がかかり
腰痛の原因になってしまいます。腰の負担を減らすことは、
坐骨神経痛予防にもつながります。

床に座るよりは、椅子に座る方が負担をかけずにオススメです。

 


正しい椅子への座り方

👍 座面に深く腰を掛けること

👍 背もたれに軽く身体をあずけて、少し後ろに傾いた姿勢であること

👍 頭が前に出たり、顎が上がっていたり、顔が下向きにならないこと

👍 足の裏は床に付けること

座面に深く座り、背もたれにもたれる座り方が正しいとは意外に思うかも知れませんね!イメージすると、ちょっと偉そうな座り方を想像するのではありませんか?
デスクワークをしている大半の人は、座面に浅く座り、背もたれは使わずやや前傾姿勢になっていることが多いでしょう。

その姿勢がいずれ猫背を招きます。もうすでに猫背になってしまっている人もいるはず。猫背姿勢は肩こりの原因として知られていますが、実は腰痛、坐骨神経痛にもなってしまいます。座面に深く座ることで、骨盤が後ろに倒れるのを防ぎ安定します。

高さ調節の出来る椅子であれば良いのですが、そうでなければひと工夫が必要ですね。
座面が広く、深く腰を掛けると膝が曲げられない場合は、座布団などで調節しましょう。また、足が浮いて床につかない場合は、フットレストを使用しましょう。

 


まとめ

いかがでしたか?
今回のストレッチや座り方のお話は、どこででもできる手軽な方法です。
病院や治療院へ行くほどでもないけど、しびれは気になる・・・という方はぜひお試しください。

坐骨神経痛の辛い痛みから解放されたらもっと明るく楽しく毎日が過ごせるはずです。
今回のポイントを押さえて、集中力アップの環境づくりを行ってみてくださいね^^

 

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