ほうっておくと怖い「外反母趾」
☑小さなころから、少し大きめの靴を履いている ☑以前は、痛みで足の指の変形が気になり、いろいろな外反母趾用グッズを 使ってみたが、そのうち痛みもなくなったので、もう気にしていない ☑20代をすぎてしまったから、もうあきらめている ☑一度は病院で診てもらったが、手術しかないと言われて怖くてやめた
こんな経験をされた方、このようなお子さんをお持ちの方はいませんか?
私の娘は、まさにこれなのです。
もともと幅が広いタイプの足ですので、幅に合わせると、どうしても少し大きめの靴になっていました。
しかし、少し大きめの靴というのは、実は外反母趾になりやすく、一番やってはいけないことだったのです。
いまでこそ、外反母趾という言葉もよく聞かれるようになり、専用の靴も多く販売されていますが、20年前は、その重大さがわかっていませんでした。
娘はそのうち、親指の付け根が、あきらかにでっぱり、赤く腫れるようになりました。
痛いうちはなんとかしたいので、私が買ってくる市販の外反母趾矯正グッズを、寝る時に、はめたりしていましたが、もともとめんどくさがり屋なので、続きません。
そして、高校生の頃、階段で足を踏み外して、ケガをしたので、すぐ近くの整形外科へ行きました。そこで、ついでのように、外反母趾を相談してみましたら、
「これは、手術で、骨をけずるしかないね」
と言われました。
娘も私も、驚きました。そして、娘は、もう痛くないから、骨をけずるくらいなら、我慢しようと思ったのです。
しかし、
痛くないからと言って、これからずっと、このままでいいのではないということを、これからお話ししていきますね。
外反母趾があたえる影響
~痛みとの関係~
そもそも、外反母趾とは、痛みがあるとかないとかではなく、まさに足の形です。
正しくは、まっすぐにあるべき足の親指が、小指の方に「く」の字に曲がってしまっている状態のことです。曲がり具合により、病気の重さが変わります。
そして足は、「第二の心臓」とよばれ、足裏にはたくさんの大事なツボが、あつまっていることはよく知られていることですね。
足の不調は、身体全体の不調と、密接に関係しています。
驚くことに、顔の小さな女性がなりやすい「顎関節症」も、なんと80%の原因が、
足裏の異常が関係しています。
そして、外反母趾の痛みは、初期のみ起こることを知っていますか?
まさに骨が曲がっていくときに、痛みが出るのです。
痛みがあるときは、本人もつらいので、なんとかしようとなりますが、そのうちほとんどの方が、痛みがなくなってしまうのです。
しかし、何度も言いますが、痛まないから大丈夫なのではありません。
外反母趾というのは、身体の土台が不安定ということです。
つまり、不安定な土台のうえに立つ身体は、徐々に歪みがでてきます。
これらの歪みは、首や肩、腰の痛み、頭痛をおこします。そのままにしておくと、
他の骨もまた、痛みがラクになる形へと、歪んでくるのです。
そして、首の骨は、とくに自律神経との関係がとても深いのです。
「自律神経」とは、自分の意識とは関係なく、外からの刺激に対して起こる身体の反応を、コントロールしている神経のことです。
この自律神経には、「交感神経」(活動や緊張しているときに働く=すばやく反応する力)と「副交感神経」(寝ているときやリラックスしているときに働く=回復力)との、二つの神経があります。
それが、シーソーのようにバランスをとりながら、身体の健康を保っています。
この自律神経のバランスがくずれてしまうことを、「自律神経失調症」といいます。
最近、よく聞く病名ですね。
・ストレスが多い ・眠れない ・休む時間がない
この状態が続くと、副交感神経が働かないので、身体は、どんどん消耗するばかりです。
そして、副交感神経が働かないということは、交感神経ばかり働いているというこになるます。
そうなると・・・
・筋肉がかたくなる ・血管がちぢむ ・血液の流れが悪くなる
といった症状が起きはじめます。
結果、身体の中の、いらないもの=老廃物が定期的に排出されなくなり、
どんどん溜まっていってしまいます。
当然、具合が悪くなってしまいますね。
自律神経失調症は、うつ病を引き起こす原因でもありますので、治療が必要な病気です。
つまり、外反母趾である症状を、痛くないし、ただ足の指の形が変だというだけだと、
そのまま放っておくと、いろいろな身体の不調を引き起こしてしまうのです。
病院へ行くべきか?どこへ行けばいいのか?
~迷うときは~
痛みがある場合、それは骨に負担がかかり、今まさに曲がっているときですので、
できるだけ早く受診しましょう。早いほど、変形を最小限に抑えられます。
また親指が、小指側に15度以上曲がっていることも、目安となります。
すでに30度以上曲がっている方は、足だけでなく、首や肩、腰にもよくない状態ですので、早めの治療が大切です。
Q.いったい何科を受診すればいいのか?
A.外反母趾の専門治療を掲げている
整形外科・形成外科は安心ですね。
近いからという理由だけで病院を選んでしまうと、
「これは手術しかありません。」と言われ、私の娘のように、怖くなって、
それ以降あきらめてしまうということに、なりかねません。
「骨をけずる」という表現は、どうしても、痛い怖いが、先になりますよね。
Q.本当に手術しかないのでしょうか?
A.実はあります。
↓↓↓
薬や手術をしないで、
この症状を改善する方法として、
「整体院」での治療があります。
外反母趾は、足の指の骨の歪みですから、歪みを治すという治療をします。
驚きですが、足首から下の足部には、26個の骨があります。両足で52個。
それは身体全体の25%ですから、足部がどれだけ重要かがわかります。
これらの骨を、一個一個ばらかし、関節を安定させているじん帯を、ほぐすことで、
しっかりと関節の動きをつけ、足の機能を回復させます。
足は、ひとりひとり全く違いますから、整体師の手技によって、状態を、常に細かく見ることができます。それぞれの足の状態に合った、最適な治療が可能なのです。
足がきちんと機能することで、身体のバランスがよくなり、身体全体の不調がなくなるということもあります。