腰椎椎間板ヘルニア
その腰痛はもしかしてヘルニアかも!?
あいててて…と腰の痛みに悩まされている人は多いのではないでしょうか?
実際当院の患者さんでも腰痛で来られる患者さんは多いです。
一言で腰痛と言っても様々ありますので、
今回は
「腰椎椎間板ヘルニア」
よく言うヘルニアについて
書いていきます。
そもそもヘルニアとは?
~ヘルニアが原因の痛みは少数派~
腰が痛い人やそうでない人も1度は「ヘルニア」と言う言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ヘルニアは腰椎だけでなく、頸椎や鼠径部(足の付け根の辺り)、ごくまれに胸椎などでも発生します。発生した箇所によって、頸椎椎間板ヘルニアと言われたり、鼠径ヘルニアと言われたりします。
よく腰が痛くてヘルニアと言われるのは、腰椎椎間板ヘルニアです。
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の椎間板にヘルニアが起きています。
ヘルニアと聞くと、めちゃくちゃ痛い!というイメージがないですか?
実はヘルニアになっていること自体に痛みはないのです!
というのも、「ヘルニア」とはラテン語で「飛び出し」という意味の言葉で、腰椎椎間板ヘルニアは腰椎の椎間板の中にあるゲル状の髄核というものが飛び出している状態のことをいいます。ヘルニアで痛みが出るのは、その飛び出した髄核が周りの神経や血管を圧迫して傷つけたり、炎症を起こすことで痛みが出るのです。
実は痛みがない人でもレントゲンやMRIを撮ってみるとヘルニアが見つかることはよくあります。腰に強い痛みが出てから病院に行く人がほとんどだから、ヘルニア=痛いという認識が強いのかもしれません。
腰椎椎間板ヘルニアの特徴
まず、ヘルニアかどうかを正確に判断するには病院でレントゲンやMRIをとる必要があります。
ですが、ヘルニアにもいくつか特徴がありますので、ヘルニアの特徴を書いていきます。
一般的な腰痛と腰椎椎間板ヘルニアの大きな違いは、
痛む場所、しびれ、疼痛
です。
まず、痛む場所が一般的な腰痛の場合は、腰部や少し下の臀部(でんぶ)あたり、少し上の背中のあたりですが、腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰部や臀部は同じですが、太ももや膝、足の裏などにまで痛みが出ることもよくあります。
下肢にも痛みが出るようなら、腰椎椎間板ヘルニアかもしれません。
しびれについては、腰椎椎間板ヘルニアの特徴的な症状です。
足のしびれやだるさ、足がつっかえるような症状がでることがよくあります。
疼痛(とうつう)というのは、ズキズキした痛みのことを言います。
一般的な腰痛と違って、神経などを圧迫して痛みが出るので、疼痛が生じることが多いです。
これらの特徴に当てはまる人は腰椎椎間板ヘルニアで痛みが出ている可能性があります。放置していても良くはなりませんので早めの治療がおすすめです。
腰椎椎間板ヘルニアを放置すると…?
腰椎椎間板ヘルニアを「まだいいや」と後回しにして放置していると、症状は徐々に悪化していきますし、歩くことに支障が出てきたり、腰や足以外にも障害が生まれる場合も多々あります。神経を圧迫して傷つけてしまったら怖いですよね。
例えば、
・痛みのせいで夜ぐっすり眠れない ・痛みのせいでストレスがたまり、自律神経系の乱れが生じる ・仕事に集中できない
などがあります。
我慢できる程度の痛みだと我慢して治療を後回しにする人も多いですが、ひどくなってからだと治療にかかる時間や辛い時間も長くなります。または、ヘルニアはどうせ治療しても良くならないとあきらめている方もいます。そんなことはありません。腰椎椎間板ヘルニアは正しい治療を行えば、ほとんどの場合改善します。
当院は、腰椎椎間板ヘルニアの治療を得意としています。ぜひ一度きて、お悩みを相談してみてください!きっとお悩みを解消できますよ!お待ちしております。