五十肩に手術は必要ない!似た症状と間違えていませんか?

五十肩に手術は必要ない!似た症状と間違えていませんか?


 

☑肩が上がらない

☑肩を挙げようとすると痛みがある

☑髪を洗う時や、着替えの時に肩が痛むので生活に不便を感じる

☑年齢的に肩の痛みは五十肩かも?と思っている

 

このような肩の痛みがあるとき、一番に思い浮かべるのは「五十肩」ではないでしょうか。年齢が40代50代であれば、なおのこと「これは五十肩の痛みだろう」と思うことでしょう。

 

今回は・・・

 

その肩の痛みは本当に五十肩?
✔五十肩も含めての肩の疾患の種類
✔手術という対応がある
✔どういう手術があるのか

 

というお話です。この記事を読んでいただければ、ご自分の肩の痛みに当てはまるものが見つかるのではないかと思います。ぜひ、最後までお読みください。

 

 


有名な五十肩はどんな状態?

 

五十肩はよく聞く病名ですが、正式な名前は「肩関節周囲炎」と言います。その名の通り、「肩関節のまわりに炎症が起こっている状態」です。

 

肩関節は、腕の大きい骨・上腕骨と肩甲骨で出来ています。上腕骨の端は上腕骨頭といい、丸くなっています。その上腕骨頭が肩関節のくぼみにはまっているので、肩関節は360°自由自在に動くのです。もちろん、骨同士がこすれ合わないように軟骨や膜、腱や靭帯、筋肉で安定を保ちながら肩関節を動きやすくしています。あまり気にしたことはないと思いますが、肩関節はなかなか複雑な構造ですね。

 

その複雑な肩関節を包んでいる袋(関節包)に炎症が起こった状態が五十肩なのですが、原因が分からない場合が多く、また、痛みが強くて肩が上がらないために日常生活に支障を来すこともしばしば。しかし、ほとんどが1~2年ほどで自然に治ってしまうのです。

 

痛み以外の症状として、関節の動きが固くなり動きが制限されることも挙げられます。そして大きな特徴として、五十肩は病院で検査をしても異常が見つかりません。つまり、明らかな原因が特になく、他の病気も見つからなければ五十肩と診断されるのです。肩が痛むと多くの人は「これは五十肩だろう」と思いがちなのですが、実際に五十肩の診断を受ける人はその中の4分の1ほどです。

 

では残りの4分の3の人たちは、どのような肩の病気なのでしょうか。

 

 


五十肩以外に可能性のある肩の病気

それでは、残りの4分の3の人たちが該当するかもしれない五十肩に似ている3つの疾患についてご紹介します。

 

①腱板断裂

腱板とは、肩甲骨と上腕骨をつなぐ板状の腱で、肩関節を安定して動かすために重要な部分です。腱板が損傷したり断裂したりすると、引っ掛かりや痛みなどの症状が現れます。

損傷の原因として、転倒や怪我で腱板が一気に断裂する「急性断裂」と、長年の肩の使用のクセや肩を使うスポーツなどが原因となる「変性断裂」があります。

変性断裂は、腱板の老化が始まる40歳以降に多く見られます。五十肩との違いは、肩関節の硬さはないという点です。

 

<症状>

・腕を上げ下ろししたときに痛みや引っ掛かりがある。ゴリゴリという音がする場合もある。

・痛む側の腕を自力で上げようとしても痛みがあってできないが、反対側の手で持ち上げると痛まずに上げられる。

・運動時や夜間に肩が痛む。

 

夜間に痛むという点が五十肩と似ているため、いずれ治るだろうと放っておく人も多いため注意が必要です。

 

②石灰沈着性腱板炎

「せっかいちんちゃくせいけんばんえん」と読み、40~50歳代の女性に多く見られます。腱板に石灰というリン酸カルシウム結晶が沈着して炎症が起こります。石灰がたまる原因ははっきりと分かっていません。肩関節が固まって動きにくくなる点が五十肩とよく似ています。

<症状>

・突然に肩に激痛が走り、腕を動かす事ができない。

・夜、痛みで眠れない。

・髪を洗ったり、とかしたりするときに痛む。

・洗濯物を干す時に痛む。

 

五十肩が検査をしても異常が見つからないのとは違い、レントゲン、CT、MRIなどで石灰の沈着が確認できます。

 

 

③変形性肩関節症

関節には骨と骨がこすれ合わないように軟骨があります。加齢や長年の肩の使用で、肩関節の軟骨がすり減って変形したり壊れたりすることにより、炎症が起きて痛みが発生します。

 

膝関節や股関節に比べて、体重の負荷がかからないために起こる確率は高くありません。症状が五十肩に似ているため、検査によって診断が必要です。

 

<症状>

・肩が上がりにくい、上げる時に痛む。

・上げる時にゴリゴリという音がする。

・全く肩が上がらない(末期症状)。

 

事故やスポーツの後遺症で起こることもあります。これら肩の疾患は、基本的に投薬やリハビリなどの保存的療法を行うのですが、日常生活を送る上で大きな支障を来す場合には手術も検討されます。

 

 


肩の手術の方法と種類

 

関節鏡視下手術

関節鏡(内視鏡)を使って行う手術です。

肩にいくつかの穴を開けて、そこから関節鏡や手術機械を挿入して手術を行います。切開して直接手術を行う場合に比べて、患者さんへの負担が少ないことが最大のメリットです。術後の痛みもがなく、傷跡も小さくて済み、感染の確率も極めて低いです。また、手術を行う周辺の正常な組織も傷つけずに行えるので、筋力の低下も少なくて済みます。

 

手術を行う側も、モニターで拡大しながら見るために小さな病変も見逃さないというメリットがあります。腱板断裂、石灰沈着性腱板炎では主に関節鏡を使った手術を行います。

 

 

直視下手術

関節鏡を使わずに、皮膚を大きく切開して直接病変を見ながら行う手術です。

腱板断裂の断裂形態や、石灰沈着性腱板炎の石灰の大きさによっては、関節鏡を使用せずに直視下で手術を行うこともあります。

 

直視下で行うメリットは、素早く確実に修復できるという点です。関節鏡は操作が複雑であるため、熟練した技術も必要です。手術が長時間に及ぶ場合もあり、比較して直視下手術を行う場合もあります。

 

 

人工関節手術

変形性肩関節症で行われる手術です。

患者さんの骨や筋肉の状態に応じて
・人工肩関節置換術(肩甲骨と上腕骨頭の両方を置換する手術)
・人工骨頭置換術(上腕骨頭のみ置換する手術)
などがあります。

 

 

 


まとめ

 

今回は五十肩と、五十肩に似ている肩の疾患について、また肩の手術はどういうものがあるかというお話でした。40~50歳代以降の多く人が「肩の痛み=五十肩」と思っていますが、実は五十肩以外の病気の方が多いというのは驚きかも知れませんね。

 

五十肩だと思い込み、適切な時期に適切な治療が行われないと、将来的にずっと症状が残ってしまう場合もあります。肩が痛むときは、まず思い込みを捨てて病院で診断してもらいましょう!日常生活を送る上で、肩は常に使う部分です。痛みなく過ごしたいですね^^

 

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