◆歯科に行っても改善しない顎関節症の痛み◆
・歯科で顎関節症と診断され、マウスピースを作ったが改善されない
・顎関節を動かすと痛い
・痛みで硬いものが食べられない
・痛くて口が開けられない
・急に噛み合わせが変わった気がする
・口を動かすと音がする。
この様な症状でお悩みではありませんか?
まずは顎関節症について学んでいきましょう。
◆顎関節とは◆
顎関節は左右にひとつずつあり、側頭骨の耳の前の下顎窩というくぼみに下顎の骨の下顎頭という突き出た部分がはまり込むような構造になっています。
口を開け閉めする時に両耳の前の動く部分が顎関節です。
下顎窩と下顎頭の間には関節円板というクッションの役目をする組織があり骨と骨が直接こすれないようになっています。
関節円板は下顎頭の内と外に連結されていますが前後にはあまり強く連結されていない為前後に動きやすく口を開ける時に顎関節が前後にスムーズに動く仕組みになっています。
そして顎を動かす筋肉は閉口筋、開口筋、頸筋があります。
・閉口筋(咀嚼筋、噛む時に使われる筋肉)
咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋
・開口筋(口を開ける時に使う筋肉)
舌骨上筋、舌骨下筋、胸鎖乳突筋
・頸筋(食べ物をしっかりとらえたり、食いちぎる時に使われる筋肉)
舌骨上筋、舌骨下筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋など
これらが正しく働くことで口の開閉や噛むことが出来ます。
因みに「噛む力」は人間の力の中で一番強いと言われています。
◆顎関節症の原因◆
- 関節円板が原因
- 関節円板は前後に動きやすく後部が伸びやすくなっています。開閉を繰り返しているうちに後部が伸び関節円板が前方にずれる「関節円板前方転位」になるとカクカクと音が鳴ったり、開けにくくなります。
- 筋肉が原因咀嚼筋を中心に痛むので、ここというポイントではなくて頬やこめかみあたりに鈍い痛みが出ます。頭部、肩、首に関連痛が起こることもあります。
- 筋肉が緊張して固くなり動かすと痛みが出ます。
- 関節包、靭帯が原因
- 顎関節の関節包や靭帯に負担がかかり捻挫したようになり関節包炎、骨膜炎などを起こし、顎を動かすと顎関節が痛みます。
- 変形性関節症が原因
- 顎関節に繰り返し強い力が加わったり、放っておいたりすると下顎頭の表面が吸収されそのまわりに新しい骨が作られることがあります。そうなると「ジャリジャリ」「ゴリゴリ」と音がします。
また①~④が合併して起こることもあります。
これらの原因を招くきっかけになるのが…
・食いしばり
・歯ぎしり
・猫背
・偏咀嚼(いつも同じ方ばかり使って噛む)
・頬杖をつく
・うつ伏せで寝る
・顎下に電話などを挟む
・ストレス
・筋力低下
癖であれば自分で気を付けることも大切になってきます。
またじっとしていても痛みがある場合は他の病気も考えられますので病院での検査が必要になってくると思います。
◆顎関節の施術◆
顎関節症の方は猫背や姿勢が崩れている方ばかりです。
その崩れの為、首、肩、頭蓋骨が硬くなってしまい顎の症状として出てきます。
当院ではまず全身のバランスを整えていきます。
次に硬くなっている肩回り、首、頭蓋骨の硬さを取り除きます。
そして顎関節が正しい場所で正しく動くように調整をしていきます。
整体と言うとバキバキするイメージが強く怖いなと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では身体に優しく効果の高いソフトな手技を使いますので、安心して受けて頂けます。
悩んでいないで当院へお越しください。
◆まとめ◆
顎関節症についてご理解いただけましたか?
我慢して放っておくと、ある日突然口が開かなくなるということも考えられますし、そうなってからだと治療に非常に時間を要することもあります。
お困りの方はなるべく早く治療を始めることをお勧めします。