蕁麻疹や咳などのアレルギー症状の原因がわからない方は、ストレスがその原因になっている場合があることをご存知ですか?
このような場合、日々の生活習慣の改善によって症状が緩和されることがあります。
アレルギー症状とストレスの関係
花粉症や喘息、アトピー、蕁麻疹、結膜炎などの症状は、アレルギー性疾患とよばれます。
これらのアレルギー症状とストレスの間には、非常に深い関係があります。
アレルギーは、免疫機能が関係しており、この免疫機能はストレスの影響を受けやすいのです。
ストレスを慢性的に受け続けると、ストレスホルモンの分泌に合わせて自律神経が乱れ、体内の免疫機能が低下します。
そうすると、アレルギーの原因であるアレルゲンに対して敏感になり、アレルギー症状の悪化につながるおそれがあります。
アレルギー体質を改善する食べ物
アレルギー症状緩和の方法のひとつが、アレルギー体質を改善する食事療法です。
ここでは、アレルギーに効果的な食材をいくつかお教えします。
〇ヨーグルト
乳酸菌は腸の働きを助けるということで有名ですが、抗アレルギー作用も持っています。
この乳酸菌を含む食材の代表例が、ヨーグルトです。
ヨーグルトは腸内環境を整え、体に必要な細菌の働きを活性化させる働きがあり、免疫力を高めることが可能です。
それによって、花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピーなどのアレルギー症状を緩和することができます。
〇魚
魚には、多くの脂肪酸が含まれていて、この脂肪酸がアレルギーに関係します。
脂肪酸は、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の大きく2つに分けられ、アレルギー症状の緩和に効果があるのが不飽和脂肪酸です。
魚にはこの不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、特にハマチ、ブリ、マグロ、イワシ、サンマなどに多く含まれています。
〇お茶
茶葉には様々な種類があり、それぞれ含まれている成分が異なりますが、
共通して含まれているのがカテキンとビタミンです。
カテキンは、血糖値や血圧を低下させたり、アレルギー症状を抑えたりする働きがあると言われています。
ビタミンC不足は肌荒れの原因になり、湿疹の悪化につながってしまいます。
アレルギーに効果的な茶葉の種類としては、甜茶やグァバ茶、ルイボスティーが有名です。
睡眠リズムづくりとリラックス方法
ストレスの解消には質の良い睡眠をとることが肝心であり、睡眠不足はアレルギー症状の悪化につながります。
そして、質の良い睡眠をとるためには、睡眠のリズムづくりと寝る前のリラックスが必要です。
睡眠のリズムをつくるには、体内時計を整えることが重要です。
休日も含め、毎日同じ時間に起床することで、体内時計を整えることが可能になります。
また、昼寝は短時間で済ませることも重要です。
昼寝をする場合は、なるべく15時以前で、15分~20分程度に抑えることが必要です。
就寝前のリラックス法としては、入浴が効果的です。
眠気が現れる時間帯は、入浴から2時間前後なので、布団に入りたい時間から逆算して2時間前に入浴するようにしましょう。
このとき、お湯の温度は38~39℃のぬるめに設定し、15分~20分程度浸かるのが理想的です。
また、寝る前にカフェインが含まれているものを摂取することはやめましょう。
カフェインの覚醒効果は8時間~14時間持続するため、寝付けなくなるおそれがあります。
ストレスとアレルギー症状の関係とアレルギー体質を改善する食べ物、ストレスの解消に効果的な方法をお教えしました。