汗をかく事で、尿の6倍の毒素を排出できる、
なんてことを聞いたことがある方もいらっしゃいますよね。
これを「デトックス効果」と言います。
デトックスと言うのは、体外に毒素を出すという意味です。
上手く汗をかけば、身体に含まれている悪いものを効率良く排出することができます。
逆に汗をかかないと、体全体に効率良く栄養を届ける事ができないんです。
そうなると皮膚にも栄養が届かなくなってしまい、アトピーに良くないんです。
なので、無理な運動はせずに、
簡単な運動で身体の内側からアトピーを治していきましょう!
アトピーの人は汗をかきにくい?
アトピーの方は発汗を制御する自律神経系に何らかの異常があると言われています。
なので、アトピーを持っていない人に比べて汗をかきにくい傾向にあります。
それにより、常に角質層の水分が不足しており、皮膚を守るバリア機能が低下してしまって、小さな刺激でもアトピーを悪化させる要因となってしまいます。
また、汗をかくと痒みがひどくなったり、カサカサした皮膚にしみて痛いから、あまり汗をかきたくないという方も多いですよね。
でもそういった生活をすると、発汗機能が衰えてしまい、余計に汗をかきづらい体質になってしまうんですね。
汗を効率良くかくためには、有酸素運動が有効!
有酸素運動、酸素を使ったエネルギー消費がメインになる運動です。
軽度~中程度の心拍数を保って運動を行います。
全身を使って運動するので、効率良く全身の血流を良くする事が出来ます。
全身の血流が良くなれば、皮膚にも栄養がいきわたり、
アトピー肌の改善が期待できます。また、全身を使うので当然汗もたくさん流れます。
どんな運動をしたらいいの?
有酸素運動の代表として挙げられるのが、ランニングやエアロバイク、水泳です。
でも今まで運動してなかったからいきなりはきつい…という方も多いですよね。
まず、最初に行う運動としては、お風呂上がりのストレッチをおすすめします。
特に、ストレッチの効果が大きい部位はふくらはぎです。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれていて、大量の血が流れています。
そのふくらはぎを中心にストレッチをし、なおかつ軽いマッサージをすると全身に血液が回ります。
なので、最初はストレッチから始めると良いです。
だんだん慣れてくるとウォーキングなどを取り入れましょう。
特に、朝、ウォーキングを行うとより効果が高いです。
なぜなら、日光を十分に浴びることで人間は幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を分泌します。
セロトニンというのは、人間の感情や気分をコントロールしており、
このセロトニンを大量に分泌することにより、ストレスの軽減に繋がり、
アトピー改善に繋がるからです。
朝の通勤通学の駅を1駅分歩いてみるなどの工夫もしてみるといいですね。
有酸素運動をするときの注意点
いくつか注意点があります。
まず紫外線に注意してください。
アトピー肌というのは小さな刺激にも反応し、悪化してしまいます。
出来るだけ憎悪因子を減らしましょう。
また、汗をかいたらすぐに拭き取ること。
というのも人間の皮膚はもともと弱酸性に保たれていて、
汗をかいた後に放置してしまうと、アルカリ性になってしまうんです。
そうなると、皮膚のバリア機能が低下してしまい、
アトピーを悪化させてしまう一因になりかねません。
なので、おしぼりやタオルを常に携帯し、こまめに拭きとるよう心がけましょう。
自分に合った方法を
ここでは有酸素系運動をすることによるメリットを中心に取り上げました。
これはただ、改善策の一つを示したに過ぎず、自分に合った治し方を見つけていくことが一番です。
また、実際にアトピーを完治させた話を聞いても、食事を変えたとか、薬を止めたとか、様々な話があり一貫性がありません。
様々な情報がありますが、なんでも鵜呑みにしてしまうのも考えものです。
自分に合った方法をじっくり探してみる事もアトピー改善への一歩になります。
もし、どうしても改善しない!という場合には当院、愛YOUカイロプラクティック院でもアトピーへの施術は行っておりますのでお気軽にご相談下さいね。