アトピー性皮膚炎
今回は肌の乾燥についてお話します。
表題を見てアトピーは保湿が命じゃなかったの?!
と、思った方もおられるかも知れません。
実は、
「保湿」はアトピー改善を妨げる要因の1つ
なのです。
アトピーの代表的な症状として、「乾燥して痒くなる」というのがありますよね?
この辛い症状から「乾燥するとアトピーになる」や「痒みがなくなったらアトピーは治っている」と思っている人が少なくありません。
はたして本当にそうなのでしょうか?考えていきましょう。
アトピーの原因は?
そもそもアトピーは、ストレスや内臓機能の低下、不規則な生活などから、
便や尿、汗などの通常行われる不純物の排出が上手くできなくなり、溜まった不純物を排出する役割を皮膚が過度に負担してしまうことによりおこる症状です。
そのため、根治には、生活の見直しなどが必要です。
このことを念頭に置いて読み進めて下さい。
「乾燥するとアトピーになる」➡「乾燥すると痒くなる」
アトピーは、乾燥すると痒くなります。
アトピーだから痒いわけではなく、アトピーにより肌が乾燥することで痒くなるのです。
アトピーによる肌の乾燥の痒さは耐え難い物です。
そのため、痒さを緩和するために保湿します。
病院でアトピー性皮膚炎だと診断されると、多くの場合はステロイドや保湿剤などが処方され、それで治療していきます。
しかし、すべての症状には意味があるというように、アトピーも不純物の排出という意味があって症状を出しています。
薬で症状を押さえ込んでも、
不純物を排出しきれていなければ根本的な改善はできていません。
肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりをターンオーバーといいます。
ターンオーバーをするためには肌が乾燥することが必須です。
肌が乾燥し、乾くとボロボロになって皮膚から剥がれ落ちます。
人の肌は、何度も剥がれ落ちることで、新しく、綺麗なものに生まれ変わります。
体の中に溜まっている不純物を排出しているためにアトピーが出ています。
そう考えると、皮膚からの不純物の排出を止めることは良くありません。
その不純物の排出を止めているのが保湿クリームです。
大半の人は乾燥して痒いからと保湿クリームを塗ります。
保湿クリームを塗ると、ガサガサして乾燥した肌を油分によって滑らかにするので痒みは治まります。
しかし油分によって不純物を排出させる汗腺に蓋をしてしまった状態にもなっています。
不純物の排出を止めてしまうということは、肌の生まれ変わりを止めてしまうということです。これではアトピーは改善しません。
保湿は予防に適した対処療法であり、治療にはなりません。
体にとって『不自然』なものをどんどん外へと出していく事で、体は本来のキレイな状態を取り戻そうとします。
掻いても後悔する必要はありません。
掻くことは決して悪いことではなく、体にとっては自然な反応です。
転んで擦り傷ができても自然と治っていくように、体は傷を治す力をもっています。
さいごに
アトピーは治る病気です。
アトピーは体にとっての『異物』を排出するための大切な作業。
しかし、これからは皮膚からではなく、きちんとした排泄器官をつかって体の中をキレイにできることが必要です。
それには2つの事が大切です。
1.ターンオーバーを何度も繰り返して肌を強く鍛えていくこと 2.体の中からの健康を意識すること
薬や保湿に頼るよりも、確実に根本的にアトピーを改善できる方法です。
薬だけに頼っていると一生アトピーとお付き合いすることになってしまいます。
アトピー知らずの健康的な美しい肌を手に入れるために根本的な改善しを目指しませんか?
乾燥して痒い、痛い、肌がボロボロなど辛い症状は一時のことと考えて
保湿クリームをしっかり塗り込むのではなく皮膚の潤いを保てる程度にして、
痒い乾燥を自然に乗り越えてみましょう。
アトピーが改善し、健康的で綺麗な肌へと変わっていきますよ!