起立性調節障害とは、自律神経失調症の一種で、起立性低血圧とも言われます。
症状として
・朝に血圧が上がらず、朝に起きられない
・頭痛、めまい、だるさ、吐き気、食欲不振、イライラするなど
10歳~17歳前後の思春期のお子さんに最も多くみられる疾患です。
主に循環器系の調節がうまくいかなくなることで起こり、イスや床から立ち上がった時に血圧が低下したり、心拍数が上がり過ぎたりと循環器の調節に時間がかかりすぎたりします。
早速ですが、起立性調節障害に陥る原因は何なのでしょうか?
それは…自律神経の乱れです。
どういう事なのか順を追って見ていきましょう。
自律神経
まず自律神経とは、無意識に心身の機能を調節する神経のことです。
交感神経と副交感神経の2種類があり、交感神経が活動を促す神経、副交感神経が身体をリラックスさせる神経になります。
これらの働きのバランスが悪いこと(乱れ)が症状に繋がるのです。
簡単に言うと、体がONとOFFをスムーズに切り替わらない状態になっており、起立性調節障害の場合、循環器の調節がうまく行えないのです。
では、なぜ自律神経に乱れが生じるかというと、ストレスが関係しています。
ストレスは外から感じるもの、内から感じるものと様々なので、ご自身ではなかなか解消することができません。
ですから、外からの治療が必要になってくるのです。
次にどのような治療が有効か、お伝えしていきます。
改善のための治療
・セロトニン活性療法
上記したように、ストレスによって自律神経の乱れが起こっているので、ストレスがあったとしても自律神経に影響が出ないような身体に戻さなければいけません。
そこで必要となるのが、脳内物質の一つであるセロトニンです。
セロトニンが分泌できていることが、ストレスを感じていても自律神経が乱れないために重要です。
従来通り、自分でセロトニンを分泌出来るようにする事が有効です。
・身体の歪み
姿勢が悪いことで歪みや筋肉のストレスを自分で強めてしまっています。
身体の歪みを整える事が、自然治癒力を高め自律神経を安定させ改善の近道になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
起立性調節障害はストレスが密接に関係しているものの、見た目にはわかりづらく本人はもちろん、家族の方もどうすればいいのか悩んでしまうものです。
病院でのお薬では根本的な改善にはならないため、一度整体で治療されることをおすすめします。