アトピー性皮膚炎
夏になるとアトピーの症状がひどくなるという方おられると思います。
夏は気温も上がり、汗をかきますよね?
汗をかくと、痒みが増したり、傷口に当たると痛いしで、アトピーに汗は大敵と思われがちです。
実は、アトピー改善には汗をかくことが大事なんです。
汗が問題ではなく、汗のかきかたが問題です。
汗の最適なかき方を知ってアトピー改善に汗を役立てましょう!
汗はとても重要!
汗はアトピーによる皮膚炎の改善を早めてくれます。
汗にはいろいろな役割があります。
【体温調節の機能があります!】
暑くて体温が上がると汗が出ます。
汗をかくと汗が蒸発するときに気化熱で身体を冷やします。
汗をかくことで体温を下げているんですね。
【肌をコーティング、保湿する効果があります!】
適度な発汗ができていれば、保湿は充分です。
皮脂と汗が適度に混ざり合う事により肌の表面には「天然の保湿クリーム」が出来上がります。
よくアトピーの方でボディクリームをたくさん塗って保湿される方がおられますが、保湿剤を使っての過度な保湿は汗をかく汗腺に蓋をしてしまいますので注意が必要です。
肌を乾燥させることはアトピーの症状改善の一つの方法です。
肌を過度に滑らかにすることはアトピー改善を遅らせることに繋がってしまいます。
気をつけましょう。
【抗菌作用があります!】
実は、汗には、抗菌作用があります。
汗はかいてから45分は抗菌の効果を発揮してくれます。
45分経つと抗菌効果も減少します。
汗をかいてから45分は汗が身体の生体防御の働きをしてくれています。
この間に皮膚の表面の細菌のバランスを整えてくれます。
汗を45分放置というわけではなく、汗をかいて表面に天然の保湿クリームがつくられると45分間は最高潮に抗菌効果があるということです。
汗を長時間放置すると、あせもや炎症などを引き起こすので、流れるような汗をかいている場合はこまめに拭き取りましょう。
理想的な発汗とは・・
汗は、蒸発することによる気化熱で身体を冷やす働きがあります。
かいた汗が速やかに蒸発して、皮膚表面に水っぽく残らないのが理想的な発汗と言えます。
汗をかいても痒みが増さない人も、汗が流れるほどかいたり、汗をかいた状態を長時間そのままにするのは効果的ではなく、流れるくらいかいた時には、しっかりと拭き取りましょう。
【汗かきの方へ~対処法~】
汗を拭く時に拭き方に気を付けておくと汗による刺激が少なくなります。
かきすぎた汗の対策として、こまめに拭いたり、こまめにシャワーを浴びるという方法があります。
【汗を拭き取るときは・・】
汗拭きシートを使用しない。
サッと汗がぬぐえてスピーディーですが、皮膚への刺激が強すぎます。
柔らかいタオルやおしぼりなどで拭き取りましょう。
【シャワーで身体を流す際は・・】
ボディソープは使わず、水または温水で流したらOKです。
ボディソープの洗浄成分は、界面活性剤です。
特に石油系の合成界面活性剤は、汚れ落ちがよくさっぱりしますが、体を洗った後もどうしても肌に残りやすいものです。
肌にとっては異物の物が肌表面に残留しているということは、それが肌への刺激となりえます。
ゴシゴシ擦るのもNGです。
皮膚表面の細菌のバランスを崩してしまい、症状を悪化させかねないので止めておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
汗には肌を清潔に保つ役割がたくさん備わっています。
・汗を長時間放置しない!目安は45分! ・汗の拭き方に気を付ける
汗をかくこと自体は全く避ける必要はありません。
汗をかくことが悪に思っていた方も多いと思います。
これからは今、上記をを気にしながら生活してみて下さい!
汗を上手にかいてアトピー改善に繋げていきましょう!
アトピーの改善には、内臓の調整や骨格の調整が効果的です。
ぜひ、愛YOUカイロプラクティック院におまかせください!