肩こり
「肩甲骨」「骨盤」の二つで肩こり解消!
現代の日本人にとってなくてはならないツールと言えば、スマートフォンやパソコンですよね。仕事で使うだけではなく、もはや日常的に使うツールとしてNo.1の地位を確立していると言っても過言ではありません。
そして、スマートフォンやパソコン普及に伴い、急激に増えているのが「肩こり」を訴える人たちです。このページを見てくださっているあなたもきっと、肩こりで悩まされているのではありませんか?日本人の3人に1人が肩こりを自覚しているという調査結果もあり、年齢が上がるとその割合はさらに増えるのです。症状を自覚している割合や認知度から考えても、肩こりはもはや、国民病と言っていいでしょう。
肩こり持ちの多くの人は、肩の筋肉が原因だと思っているのではないでしょうか。
ご存知ですか?
肩こりは、
実は、人間の身体の中でも重要な
「肩甲骨」と「骨盤」の
二つが深く関わっています。
肩こりの原因は、筋肉じゃなくて骨??骨が関係しているって意外ですよね。
今回は、「肩甲骨」と「骨盤」に注目して肩こりという症状についてお話したいと思います。
そもそも肩こりってどういうこと?
~肩こりプロセス【肩甲骨】編~
「ああ、肩がこった」と一言で表現できてしまう肩こりですが、そもそも肩がどういう状態になってしまっているのでしょうか?
「いやいや、そんなの今更だよ!肩がこっているんだよ。」と思うかも知れません。
そこをあえて紐解くことで、辛い肩こりに打ち勝つことが出来るのです。
肩こりの症状や、どういったときに肩こりが起こりやすいのかを今一度、一緒に確認していきましょう!
よく聞く症状として
・肩の周りがパンパンに張って辛い ・肩甲骨から背中までゴリゴリしていて腕が上がらない ・肩だけでなく首も動かしにくく回りにくい ・肩の痛みからついに頭痛までするようになった
想像するだけで辛そうです。
長年肩こりで悩まれている方は、辛さがよく分かる経験済みの症状かもしれませんね。
肩が動かしにくいとか、肩が重い感じというのは、思う以上に生活に負担がかかってしまいます。
では実際、肩がこっていると感じる時、
肩に実際どんなことが起こっているのでしょうか?
肩こりが起こりやすい人の姿勢とは
肩こりが起こる前、何をしていましたか?思い浮かべてみてください。
☑パソコンを使ったデスクワーク ☑スマートフォンを見ていた ☑読書 ☑料理などの家事
これらに共通して言えるのは「前かがみの姿勢」が多いということです。
前かがみの姿勢、これはいわゆる「猫背」です。
肩こりが起こる人の共通点として「猫背」であることが挙げられます。
猫背が長く続くと背中にある肩甲骨が外側に引っ張られ、いつしかその状態がクセになってしまい肩甲骨が外に開きます。
そうすると、肩甲骨の周りにある筋肉は、肩甲骨にくっついていますので、当然連動して引っ張られ緊張して硬くなってしまいます。
肩甲骨が長期間一定の方向に引っ張られ、筋肉もずっと緊張して血流が滞り、筋肉が凝り固まった結果、肩こりとして痛みや肩が動かしにくいという症状が現れるのです。
それでは、先ほど思い浮かべていただいた猫背になる原因の姿勢から猫背になる行動までひとつづつみていきましょう。
◆デスクワークでの姿勢不良◆
デスクワーク中の姿勢を思い出してみて下さい。
客観的に見るために、写真を撮ってもらうのも良いかと思います。
作業に没頭するあまり、ついつい前のめりになって、頭が下がり首は前に倒れて顎が出てしまっています。この状態が続くと、胸の前の筋肉が硬くなり、筋肉の縮こまりを助長しています。
頭への負担は増え続けますので、さらに頭が前に出て猫背ももっとひどくなる悪循環に陥ります。
◆スマートフォンを使う時の姿勢◆
スマホを上からのぞき込むような姿勢は、デスクワークの姿勢と同じく頭が前に出て猫背になりやすいため、画面を目の高さに合わせて使うことが望ましいです。
◆座った時の姿勢不良◆
デスクワークをするとき以外の姿勢の悪さも猫背の原因になります。
例えばソファでくつろいでテレビを見ている時、どんな姿勢でしょうか。
座面に浅く座り、背もたれに背中の上の部分をつけて座ると、姿勢を作る筋肉が衰えて猫背となりやすいです。これもまた、知らず知らずのうちに頭が前に出て来てしまいます。
◆体力系の仕事姿勢やスポーツ姿勢◆
仕事では、重い荷物を背負ったり、長時間立ちっぱなしの仕事をしていたり、スポーツでは、バレーボールのレシーブ姿勢や卓球のサーブの構えなどは頭が前に出て猫背を引き起こしやすいです。
◆ネガティブな思考の時◆
1人で思い悩んでいると、どうしてもうつむき加減になってしまいますよね。
イメージとしては頭を抱えている感じを想像してください。
やはり頭が前に出る猫背姿勢になりがちです。
このような姿勢や行動に気をつけることが、猫背改善の第一歩です。
ご自身の普段の姿勢がどうなっているか、確認してみましょう。
猫背が改善されると、
肩甲骨の位置も正しく戻り
筋肉の緊張も取れていくので、
肩こり解消に繋がります。