オスグッドの膝の痛みを改善する3ステップ


バスケットボールをしていて、走ったりジャンプしたりすると
 膝の下が痛む
膝の痛みがあるけど、練習は参加したい

お子様の成長はとても喜ばしいものだと思います。
また、スポーツを通して心身共に大きくなっていくのを間近で見られるというのは親御さんにとって嬉しい事ですよね。

けれども、バスケットボールなどのジャンプやダッシュの多いスポーツをしていると、上記のような悩みが出てくることもありますよね。お子様が痛みで辛い思いをしているのに、何もしてあげられない・・・と悩む親御さんはとても多いのです。

 

でも、大丈夫です。

 

今回はオスグッドで悩むお子様と親御さんに知っていただきたい、オスグッド改善へ向けて出来る3ステップのお話です。
子どもも楽に続けられる簡単なことばかり!
このステップを試すと、練習を休まずに改善へ進むことが出来ます(もちろん、どうしても痛みがある場合は無理はしてはいけません)。
ぜひお子様と一緒に実践してみて下さい♪

 


STEP1.練習前後のストレッチを丁寧に!

伸びる時期は、早く練習したくてたまらないものです。
お子様はバスケットボールを始めてメキメキ上達し、練習が楽しくなっている時期ではないでしょうか^^

そうすると気持ちが逸って、ついつい練習前のストレッチに身が入らなくなってしまいがちです。身体や脚を伸ばしたりするの面倒!早くボールに触りたい!という気持ちは大人でもなるのですから、子どもだとなおさらでしょう。

経験上、私たちは、急に運動をすると筋肉や関節を痛めることを知っていますね。だからいくら早くボールに触りたくても、ストレッチを入念にします。けれど、学童期ころの子どもは、まだストレッチの重要性をしっかりとは理解できていないことが多々あります。
頭では分かってるんだけど、気持ちは・・・というアレです。
もしくは、ストレッチが大切なのは分かっているけど、痛みがあって伸ばせない・・・という理由もあるかも知れません。

ストレッチするときに大事なのは「痛みを我慢しないこと」です。
痛みがあるのに無理に伸ばすと、身体面でも心理面でも大きな負担になってしまい、逆効果だからです。

 

【改善のポイント】
  • 大腿四頭筋を柔らかくすること
  • 股関節を柔らかくすること
  • 足首を柔らかくすること
  • 骨盤を寝かせないこと

これらにアプローチできるストレッチをご紹介します。

① 大腿四頭筋に効く!
大腿四頭筋=下肢の筋肉のうち、大腿骨に繋がる筋肉である大腿筋のうち、大腿骨を挟み四方に存在する筋肉の総称

大腿四頭筋=下肢の筋肉のうち、大腿骨に繋がる筋肉である大腿筋のうち、大腿骨を挟み四方に存在する筋肉の総称

1. 横向きに寝て、下にある脚の膝を90°に曲げます。

2. 伸ばしている方の脚を曲げ、かかととお尻を近づけ、10秒程キープしゆっくり元に戻します。

 

② ハムストリングスに効く!

ハムストリングスは太ももの裏側です。
ここが硬いと支える力が弱くなり、骨盤が後ろに倒れてしまいます。

1. 床に足が付くように腰かけ、骨盤を起こした状態で片側の足を伸ばします。

2. そのまま身体を前に倒し、太ももの裏が伸びていることを感じながら痛みのないところで止めて10秒ほどキープし、ゆっくり元に戻します。

 

③ 股関節に効く!

お尻の筋肉が硬いと股関節の硬さにつながり、骨盤も後ろに倒れてしまいます。

1. 床に足が付くように腰かけ、骨盤を起こした状態で片側の太ももに足首をのせて組みます。

2. そのまま身体を前に倒し、痛みのないところで止めて10秒ほどキープし、ゆっくり元に戻します。

 

④ 足首に効く!

1. アキレス腱伸ばしの体勢を取ります。

2. 後ろのかかとは浮かないよう、つま先はまっすぐ前に向きます。

3. 痛みのないところで止めて、10秒ほどキープしましょう。

どのストレッチも片側3セットずつです。
繰り返しになりますが、決して痛みがあるところ以上に伸ばさないことがポイントです。
また、息をついつい止めがちですが、ゆっくり呼吸を意識しながら(特に吐く方をゆっくり)行ってください。

 


STEP2.座り方チェック

近年は、生活スタイルの西洋化で椅子を使うことが増えて、学校でも家庭でも姿勢の悪い子どもが増えています。
お子様の椅子の座り方を見てみてください。

猫背になって背中が丸くなり、骨盤が後ろに倒れていないでしょうか?座り姿勢が悪いと、当然のことながら立っている時の姿勢も悪くなります。

 

座り方ポイントは「骨盤を寝かせないように座る」ことに尽きます。

 

なぜこんなに骨盤に対してうるさく言うかというと、骨盤は身体の中心の大きな骨で、動きのバランスを取っているからです。
骨盤が後ろに倒れた状態で運動をすると、動きが硬くなります。その結果、大腿四頭筋ばかりを使うようになって負担がかかり、オスグッドを引き起こしてしまうのです。

姿勢を良く座って!と言うと、胸を張ってしまいがちですが、大切なポイントは骨盤を起こして座ることなのです。

 


STEP3.整体院で行う骨盤矯正もアリ

とは言えども、骨盤を起こして姿勢良く座るというのはなかなか難しいものです。骨盤が倒れた姿勢でお子様が座っているということは、「その姿勢が楽」と身体が覚えてしまっているからです。
それを自分の意識や、周囲の声掛けだけで良くしていくのは大人でも難しいでしょう。気がついたらダラーッと座ってしまいますよね。

骨盤を意識して座れない、気が付くと猫背になって骨盤が倒れているというお子様は骨盤の矯正も必要です。骨盤を正しい位置へ戻すことが、結局はオスグッド改善への近道となります。

整体院では、オスグッドの原因の一つとして多い骨盤の歪みを治す骨盤矯正を行なっています。骨盤の歪みを治し、矯正していけば自然と姿勢は良くなっていきます。それに伴いオスグッドの痛みも改善されていくでしょう。

 


まとめ

今回はオスグッド改善に向けての3ステップについてお話しました。
ストレッチ、座り方はおうちでも簡単に実践できますね。
自分の力だけではなかなか・・・という場合は、プロの力も借りてみましょう。

この3ステップで、オスグッドの改善が早くなれば練習を休むこともなくなり、お子様はさらにバスケットボールの上達が進むことでしょう^^

 

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