子供に多いスポーツ障害の早期改善に役立つ3つの対処法

お子様に多いスポーツ障害の3種類


近年、スポーツ系の習い事で1番人気は男女ともスイミング。

男の子に限って言えば、サッカーが2番目に人気です。一昔前は野球をする男の子の姿をあちらこちらで見かけたものですが、時代は変わったということでしょうか。

サッカーをしているお子様をお持ちのお母さまで、ご相談が多いのが「スポーツ障害」についてです。

走ると膝や膝の下が痛い・・・

朝起きた時に足裏が痛むので、スポーツをするのに不安がある・・・

試合が近いのに痛みがあるのは困る・・・

お子様が痛がっている姿を見るのは、親御さんとしては胸を引き裂かれる思いですよね。何とかしてあげたい、と思う気持ち、よく分かります。

今回はスポーツ障害についてとその対処方法のお話です。子供に多いスポーツ障害の3種類の症状をまとめています。もしかしたらお子様はこのどれかに当てはまるかも知れません。早いうちに判断することで、対処方法も分かりやすく改善への近道になりますね。

「子どもが痛みがあると言っているけど、練習は休みたくない・・・」とお悩みの方はぜひご覧ください。

 


スポーツ障害の種類

一言でスポーツ障害と言っても種類があります。その中で、走る量の多いスポーツをしている人に多いものとして

【オスグッド】

【シンスプリント】

【足底筋膜炎】

が挙げられます。
ひとつずつ見ていきましょう。

 

【オスグッド】

正式名称は「オスグッドシュラッター病」と言います。学童期から思春期に起こるスポーツ障害では、もっともメジャーではないでしょうか。

症状は・・

・ジャンプ、ダッシュで膝下が痛む

・膝下の骨が飛び出ていて、正座をすると痛む

・自転車をこぐと痛む

このように、膝を使う動作の時に痛みが出てしまいます。

病院では「成長痛」と言われ、「そのうち治まりますよ」と痛みをごまかしながら、だましだまし練習をしている人も多くいます。
しかし、オスグッドは単なる成長痛ではありません。成長期にスポーツをしていて、全員がオスグッドになるかというとそうではないからです。

そもそもオスグッドの痛みはどうして起こるのでしょうか?

大腿四頭筋=下肢の筋肉のうち、大腿骨に繋がる筋肉である大腿筋のうち、大腿骨を挟み四方に存在する筋肉の総称

大腿四頭筋=下肢の筋肉のうち、大腿骨に繋がる筋肉である大腿筋のうち、大腿骨を挟み四方に存在する筋肉の総称

鍵は太ももの筋肉である「大腿四頭筋」です。大腿四頭筋は、太ももから膝のお皿をまたいで脛骨という膝下の大きな骨にくっついています。その大腿四頭筋が柔らかく伸びれば良いのですが、硬いとどうなるでしょう、想像してみてください。

硬くて伸びにくい大腿四頭筋が脛骨にくっついていると、走ったり跳んだりするたびに脛骨の筋肉の付着部分(脛骨粗面・けいこつそめん)に強い負荷がかかります。

何度も何度も強い負荷がかかると、脛骨粗面は少しずつ盛り上がり、場合によっては剥離してしまうことすらあります。

伸びの悪いゴムをテープで止めて引っ張ると、ベリッと剥がれてしまいますよね。それと同じことが起こるのです。

大腿四頭筋が固くなってしまう原因はさまざまで、よく言われるのが「オーバーユース」、いわゆる使いすぎです。
けれど、それだけではありません。同じ部活動やクラブで同じように練習メニューをこなしている人全員がオスグッドになるわけではないからです。

・ケア不足

・精神的プレッシャー

・姿勢の悪さ

これらの要因も、オスグッドにつながってしまいます。お子様を見て思い当たる点はないでしょうか。

 

【シンスプリント】

正式名称は「脛骨過労性骨膜炎」といいます。
簡単に言うと、脛骨の骨膜が疲れすぎて炎症を起こしている状態です。オスグッドに似ていますが、起こりやすい年齢は思春期以降という違いがあります。

シンスプリントが起こるのには、膝下にある筋肉のヒラメ筋や腓腹筋が関係しています。ヒラメ筋や腓腹筋が、硬くなり伸縮性がなくなっていると、脛骨にくっついている部分の骨膜に負担がかかって炎症が起こります。

症状は痛みが主です。

・運動開始直後は痛みが出るが、しばらくすると軽くなる

・すねを押すと痛みがある

・体重をかけると痛む

というように、すねの下側あたりが痛むのが特徴です。

シンスプリントもオスグッドと同じように、練習のし過ぎが原因として言われますが、筋肉が硬くなる要因はそれだけではありません。

・足首の柔軟性の低下や、扁平足

・回内足や回外足(踵の骨が内側や外側に倒れている状態)

・固い地面での練習

・足に合っていないシューズ

・運動環境の大きな変化(それまでと違う練習場や練習内容)

一言で筋肉の硬さといっても、要因は多岐にわたります。身体のことだけでなく、練習の環境も影響があるというのはビックリするかも知れませんね。

 

【足底筋膜炎】

あまり聞き覚えがないと思う人も多いでしょう。
足底筋膜とは、足の裏のアーチを弓の弦のようにピンと張っている膜のことで、そこに炎症が起こってしまうのが足底筋膜炎です。

膜とは言っても薄く丈夫な腱で出来ているので、通常の運動くらいで痛むことはあまりありません。サッカーのような激しいスポーツをしていると発症することが多く、実際プロスポーツ選手でも足底筋膜炎に悩む人は多くいます。

症状は・・・

・朝起きて足を床についた一歩目が痛み、歩くのが億劫になる

・運動開始直後、かかとを地面に着いたときに痛みを感じる

・時間に関係なく、足裏が痛むようになりサッカーをするのに支障がある

というように、足裏に痛みがある場合は足底筋膜炎を疑ってみてください。

足の裏のアーチと足底筋膜は、運動時に足が受ける衝撃を和らげるクッションの役目をしています。
実は運動時の足裏の衝撃は、考えているよりずっと大きく、ダッシュで体重の約3倍、ジャンプだと約6倍あると言われています。歩いている時でも約1.2倍です。
つまり、体重60kgの人が走った時に足の裏にかかる衝撃の重さはなんと180kg!
ジャンプすると360kgにもなるのです。サッカーのように走る・跳ぶ動作の多いスポーツの足への負担は相当なものなのですね。

その衝撃を和らげるために足の裏のアーチがあります。一番有名なのが土踏まず(内側アーチ)ですね。
他にも足裏の外側にあるアーチと、足の親指から小指までのアーチ(前側アーチ)の三つがあり、それぞれがバランスをとって衝撃を分散させています。土踏まずは人間にしかありません。人間と同じ二足歩行をする猿にもないのです。
衝撃を和らげるために、人間の足が大きく進化した部分だと言えます。

ところが、扁平足だとどうでしょうか。足底筋膜炎を起こす人は扁平足の場合が多く、衝撃が上手く分散されなくなります。
その結果、足底筋膜に大きな負担がかかって炎症を起こしてしまうのです。

扁平足は、上のシンスプリントでも出てきましたね。お子様の足をよく観察してみてください。

 


スポーツ障害への対処

オスグッド、シンスプリント、足底筋膜炎の三つの症状を見てきました。
痛みがあるので、そのまま練習に参加するのは不安があるでしょう。かと言って練習を休むと、ポジションや周囲との差が出てしまうのではないかという別の不安が出て来てしまうのではないでしょうか。

痛みが出始めて時間が経っていない場合は、テーピングで固定するのは効果的です。

【オスグッドの場合】

① 痛みが出ない角度まで膝を曲げ、膝下のすねから太ももまで斜めにテーピングします。  この時、膝のお皿にテープがかからないよう貼ります。

② 反対側も同様にテーピングし、「X」字になるようにします。

③ 膝のお皿の下に真横に貼り、痛みが出ない程度に押し付けます。

 

【シンスプリントの場合】

① 足裏にテーピングの端を貼り、すねの骨の内側を通るように  膝下まで引っ張るように貼ります。

② もう一枚を、最初のテーピングに1/2~1/3くらい重なるように貼ります。

 

【足底筋膜炎の場合】

① 足の甲の親指側が貼りはじめです。小指側に引っ張り、足裏へ回します。

② 足裏の親指側まで回したら、もう一度足の甲へ持っていき小指側に引っ張って貼ります。

③ 足裏へ回して、かかとの内側(内くるぶし側)へ斜めに引っ張って貼ります。

④ そのまま踵の外側へぐるっと回し、足の裏を通って親指側へ引っ張りながら貼ります。

⑤ 1~5をもう一度繰り返します。 6.足の甲を横に1周させます。 7.足の裏がかくれるように2、3周させて完成です。

 


まとめ

今回お話したテーピングをすることで痛みを押さえながら練習することはできます。とは言え、根本的な治療法ではありません。筋肉が硬くなる、扁平足になるというのには、元をたどれば姿勢の歪みにつながります。

愛YOUカイロプラクティック院ではスポーツ障害に対して、根本的に解決するように一人一人の身体に合った施術を行なっています。症状は同じでも、その身体の原因は人それぞれだからです。

当院では施術だけではなくテーピングの方法もお教えできますので、まだ痛みが軽いうちにぜひご相談ください。

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