◆乳児のアトピー性皮膚炎の症状
・顔や頭に湿疹がある
・赤みのある湿疹
・ジュクジュクしていて汁が出る
・全身の肌がカサカサしている
・肌の炎症が良くなったり悪くなったりを繰り返す
・膝裏や肘裏に出る
状態は個人差があり、季節によって状態が変わることもあり、カサカサのタイプもあればジュクジュクしたタイプもあります。
◆乳児湿疹とアトピーの違い
乳児湿疹とは生後2週間から1歳頃まで現れる湿疹で、様々な湿疹、赤み、水ぶくれなどが現れます。
アトピーと乳児湿疹の見分けは、症状が非常に似ていることがありますので、自己判断しないように気を付けましょう。
◆乳児のアトピーの原因
乳児のアトピーの原因ははっきりとは解明されていないのが現状ですが、考えられることとしては2つほどあります。
ひとつは胃腸の未発達です。
赤ちゃんは消化器系の未発達により食物を分解しきれず、大きな分子のまま腸から吸収するため、免疫系が働きアレルギーとして反応します。
これが原因なら成長とともに胃腸が発達して、アトピー性皮膚炎は治ります。
もうひとつは、排泄が上手く出来ていない事です。
赤ちゃんがアトピー体質になってしまう原因はお腹の中にいる10カ月にあります。
赤ちゃんは母体のお腹の中で細胞分裂をして大きくなりますが、お母さんの子宮の環境が悪いと臓器能力が低下します。
それが胸郭の歪み横隔膜の硬さにつながります。
胸郭が歪み、横隔膜が硬くなると呼吸が浅くなります。
呼吸も排泄になりますのでこれがうまくいかないと身体にかなり負担がかかることはお分かりですね。
アトピー性皮膚炎は排泄
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎で離乳食や母乳を与えるお母さんの食事なども気にされている方が多いと思います。
赤ちゃんに食物アレルギーがある場合はその食物は排除するのは当然ですが、添加物、着色料、油、糖分、塩分などなるべく身体に悪いものは取らないように心がけますよね?
たしかに口に入れるものも大切なのですが、それよりも「排泄」出来ているかどうか?がさらに重要になってきます。
胃腸が未熟な状態で消化されないまま便として出てくるのは構いません。
それよりも腸内で消化物が滞ってしまう方が問題なのです。
また血中の代謝物も尿で排出されないといけません。
皮膚も、汗、尿、便、呼吸と同じ排泄器官です。
アトピー性皮膚炎は、汗、尿、便、呼吸で排泄出来なかった代謝物を皮膚から排泄しているというわけです。
排泄が上手く出来ているかどうかはこちらでチェックしてみて下さい。
・汗をかけていない
・呼吸が浅い
・便がいつも硬い
・便の回数が少ない
・便のにおいがとても臭い
・尿の色がいつも濃い
・尿の量が少ない
・喘息がある
・顔や体や手足がむくんでいる
これらに当てはまると排泄が上手く出来ていなくてアトピー性皮膚炎としてあらわれている可能性があります。
成長してもアトピー性皮膚炎が治らない時は排泄能力がうまく機能していないのです。