不安解消!胸のつかえや背中の痛みがある時に疑うべき事とは?
繰り返す背中の痛みや胸のつかえがあって、何の病気なんだろう?と不安になってはいないでしょうか。背中やみぞおちに痛みが走り、呼吸ができなくなってしまうほどの症状があれば、心配になるのは無理もありません。
☑背中やみぞおちのあたりが、急激に痛み不安だ ☑胸のつかえや、呼吸のしにくさがあり何か大きな病気なのではないか ☑胸や背中の片側が痛む ☑病院では特に異常がないと言われ、原因が分からず余計に心配になっている
今回は、背中の痛みは胸のつかえが気になるあなたに向けて、可能性のある病気のご紹介と、病院では問題なしと言われた場合、実は意外なところに原因があるというお話です。この記事を読めば、あなたが今抱いている心配を解決できるはずです。また、もし意外なところに原因があると分かったら新たな対処もできますね。ぜひ最後までお読みください。
背中の痛み・胸のつかえがある場合の内科的な病気は?
逆流性食道炎
胸のつかえ・胸やけがある場合、多くは逆流性食道炎が疑われます。
症状:食後の胸やけ、げっぷ、胃酸の逆流
食道の働きが弱ってしまうと、胃から逆流した胃酸を戻せなくなってしまいます。
そして胃酸で食道がただれてしまい、痛みが起こるのです。
食道がん
男性に多く、50代から増え始め70代がピークです。
症状:初期は自覚症状が少なく、発見される場合は人間ドックや検診で内視鏡検査を受けたことによるものが多いです。
進行すると、胸のつかえ、胸やけ、背中の痛み、声のかすれという症状が現れます。
急性膵炎
食事の欧米化に伴い、年々増えている疾患です。
症状:背中の左側~左下の痛みや、みぞおちから左脇腹上部にかけての痛みが特徴的です。痛みは、油分の多い食事やアルコールを摂った後に出ます。
その他吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状もあります。
胃炎
胃の働きが落ちることにより、食物が胃に停滞して起こります。
症状:みぞおちあたりに不快感や痛み、胃のむかつきや嘔吐(時には吐血することも)や身体のだるさ、食欲不振があります。また、背中の左側の痛みが出ることもあります。
胆石症
胆のうに石が出来てしまう疾患です。
症状:背中、肩、みぞおち、腰などに痛みがでることもあり、筋肉痛や肩こり、心臓病と間違われて治療を受けている場合もあります。
その他に食欲不振、吐き気、だるさなどが起こります。
微小血管狭心症
聞きなれない病名かも知れませんね。圧倒的に女性に多く、30代から50代によく起こります。
症状:安静にしていても収まらない胸の痛み
狭心症、と聞くと大きな病気では!?と不安になるかもしれませんが、「微小血管狭心症」では命に係わる心配はありません。通常の狭心症は、冠状動脈という大きな血管が狭くなって起こりますが、微小血管狭心症はその名の通り心臓の血管の中でも、小さい血管に問題が起こります。
心筋梗塞
心臓の大きい血管が完全に詰まり起こります。
症状:胸部の痛みが30分以上続き、顔面蒼白、血圧の低下が起こります。
心筋梗塞は、突然胸を押さえて倒れるというイメージがありますが、なんかちょっと胸の違和感がある、背中が痛む程度の場合もあり、注意が必要です。
このように、胸のつかえや背中の痛みと一言で言っても、可能性のある病気は消化器系から循環器系まで多岐にわたります。痛みが続いて収まらないという場合は、病院を受診して検査をする必要があります。
病院で問題なしと言われたら・・・!?
大きな病気だと言われるんじゃないか・・・と緊張して病院へ行ったのに、検査の結果問題なしと言われてしまうと、原因が分からないだけに余計モヤモヤする、という経験はないでしょうか。
実は、背中の痛みや胸のつかえという症状は、内科的な原因だけで起こるものではないことを知っていますか?片側だけ背中や胸、みぞおちが痛むという場合、「肋間神経痛」かも知れません。神経痛なのに背中や胸が痛くなるの!?と不思議に思うでしょう。
肋間神経痛は病名ではありません。「痛む」という症状を指しています。
肋骨に沿っている肋間神経がなんらかの理由で痛み、ほとんどの場合片側だけに起こるのが特徴的です。
肋間神経は肋骨に沿っているため、上半身の広く走っています。そのため、胸が痛かったり、みぞおちが痛かったり、背中が痛かったりと場所が色々なのですね。
まとめ
今回は胸のつかえや背中の痛みがある場合、どういう病気の可能性があるか、また、内臓には異常がなければ、肋間神経痛という内臓には関係のない症状の可能性もあるというお話でした。
痛みや違和感があると辛いですよね。
その痛みが、どういう原因なのか分からなければさらに不安になってしまうでしょう。
そのときにこの記事を読んでいただければ、どの病気に一番症状が近いのか、病院へ行く指標にもなると思います。
背中の痛みや、胸のつかえとともに不安も解消しましょう!