肩こりと首こりに効くリンパマッサージ3つを紹介します
☑肩や首がコリすぎて頭痛もする ☑マッサージで揉んでもらっても、楽になるのはその時だけだ ☑朝起きると、もう肩や首がこっていて動くのがツライ ☑肩こり、首こりから腕まで張っている
肩こりや首こりがあると、身体中も重たく感じて一日中憂鬱ですよね。仕事や勉強、家事にも身が入らずに日常生活に影響が出てしまうこともあるでしょう。実はその肩や首のこり、リンパの流れが悪いために起こっている可能性があることをご存知ですか?
肩こりとリンパが関係あることを知っている方もいらっしゃると思いますが、どの様に関係しているのかはよくわからない、という方が多いのではないでしょうか。今回は、今まで肩ばかりマッサージしていたあなたに、リンパの働きや肩・首こりに効くマッサージのお話です。
この記事を読んでいただくと、リンパの重要性が分かり、自分で肩こりへの新たなアプローチをすることができますよ!時間もかからず手軽な方法ばかりです。
ぜひ最後までお読みくださいね^^
リンパとは?
リンパマッサージとかリンパ節とか、リンパってよく聞くけど、本当のところどんな働きをしているか、知っている方は少ないかと思います。
リンパ(液)・・・毛細血管からしみ出したアルカリ性の液体
リンパの働きは大きく分けて3つあります。
①余分な液体の回収
毛細血管から組織液にしみ出した血液の一部の液体は、リンパ管を通して集められ、また血液に戻されます。
②排泄機能
老廃物は通常は静脈で取り込まれますが、回収しきれないときはリンパ管に流れ込み、リンパ液となります。他にも傷ついた細胞や、がん細胞、細菌やウイルスなども集めて運びます。
③免疫機能
リンパ節には細菌やウイルスを退治して全身に回らないようにするフィルター機能があります。
このように、リンパは身体の不要なものを流す「排水管」のような役割をしています。
リンパ節はどこにあるでしょうか
リンパ節は身体中に張り巡らされています。
約800個あるとも言われていますが、主なものとして以下のような場所にあります。
末梢のリンパ管から集まり、最終的には鎖骨下静脈に流れます。
リンパの流れが悪いと出てくる悪影響
身体の老廃物を流してくれるリンパ。
その流れが滞ってしまうと、良い影響があるはずはありませんよね。
リンパの流れが悪いと出てくる代表的な症状が、肩こりです。
【肩こり】
デスクワークや姿勢不良などで筋肉が緊張して硬くなると血流が悪くなり、疲労物質も溜まっていきます。
リンパは本来であればその疲労物質を運搬して流してくれますが、流れが滞るとその作用が働かなくなり、疲労物質は溜まる一方。
このような状態が続くと、慢性的な肩こりになってしまうのですね。
また、肩の筋肉は筋膜で首や背中、腕の筋肉までも繋がっています。肩こりが慢性化すると首や腕にまで影響がでてしまうのです。
【脚のむくみ】
立ちっぱなしや座りっぱなしで長時間過ごすと、膝から下がパンパンにむくんで張ってしまう経験はありませんか?
特に女性だと、ハイヒールやブーツを履いたときによくむくんでしまうのではないでしょうか。これもリンパが滞っているから起こります。
長時間脚を動かさずにいたり、ヒールが高い靴で脚の筋肉が疲労するとリンパの流れが悪くなって詰まり、余分な水分が回収されていきません。そうすると脚に水分が溜まり、むくんでしまうのです。
【肌トラブル】
老廃物を排出するリンパの流れが悪くなると、お肌のトラブルにも繋がります。溜まった老廃物が血管やリンパ管を圧迫して、さらに老廃物がたまってしまう悪循環です。
その老廃物は、ニキビ・吹き出物、肌のくすみや乾燥、しわなどの原因になります。女性にとってはお肌のトラブルは大敵ですね。
肩こり・首こりに効くリンパマッサージ3つ
特に効果的なリンパマッサージの場所はどこでしょうか?
それは、耳、腋窩(わきの下)、鎖骨下の3点です。
ひとつずつ見ていきましょう。
①耳のリンパ
耳のリンパは数あるリンパの中でも重要で、すべてのリンパの道と言われています。耳たぶの後ろにあるくぼみのところに、人差し指・中指・薬指を当ててギュッギュと押さえてください。
ポイントは下側に流すように押さえながら力を入れることです。
痛すぎるのは逆効果ですので気を付けてくださいね^^
②鎖骨下リンパ
鎖骨下リンパは老廃物のゴールであるため、流れが滞りやすい部分です。ここを重点的にマッサージすると、詰まりも解消しやすくなりますよ!
鎖骨の下の部分を押さえてみてください。
痛い所はありませんか?そこが詰まっているポイントです。
内側から外側へ向かって、撫でながら流すように指の腹を使ってマッサージしていきます。強い力は必要ありません。
③腋窩リンパ
わきの下のリンパは、免疫機能も担っています。ここのリンパが滞ると肩こりだけでなく、五十肩のトラブルも引き起こします。
また、わきの下のすぐそばにある大胸筋が硬くなっていると、どれだけ肩をマッサージしても肩こりは良くなりません。わきの下のリンパの流れを良くし、大胸筋も緩めてあげましょう。
<マッサージ方法>
① 親指を反対側のわきの下のくぼみに当てて、ギュッと押さえます。 ② 他の4本の指は、背中に当てて腕のつけ根から肩甲骨まで ずらしながら押さえていきます。
*反対側も同様に行ってください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回のマッサージ方法は、いつでも隙間時間に出来る簡単な方法ばかりです。リンパの流れが悪いと、肩こりだけではなく他のトラブルも引き起こしがちになってしまいます。リンパを流してスッキリした身体を手に入れましょう!