コルセットとは、脊椎を矯正したり保護する役割を持つ医療用具の事であり、主に腰痛がある時に使います。

 

 

このコルセットを利用すると腰回りの動きを支えてくれるため、腰痛持ちの方にとって非常に即効性のある痛みの軽減方法です。

 

ただし、コルセットを使用していると痛みが軽減するので、あたかも症状が改善したように感じますが、いざ、コルセット無しで生活しようとした時に症状が悪化する事があります。

 

 

今回はコルセットを使うことの注意点についてご紹介します。

 

 

◆長期的な使用による筋力低下?

 

 

矯正力の強いコルセットであるほど、腰を支える力が強まり、重度の腰痛を持っている場合、顕著な痛みの軽減を実感できます。

 

 

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本来、人間は、腹筋と背筋を使って腰を安定させています。

しかし、コルセットを使用する事によって、本来使われている腹筋、背筋を使わなくていい状態になるので負担が少なくなり楽に感じますが、長期間使用していると、この腹筋と背筋が衰えてしまいます。

 

つまり、腰を支えてくれる別の物が来てくれたから腹筋、背筋が頑張らなくていいようになってしまい怠けてしまった、という事ですね。

 

 

◆コルセットを利用するタイミング

 

 

では、どんな時に、どのくらいの間コルセットを利用すればいいのかというと、自分の症状を診断した医師と相談するのが一番です。

 

考え方としては、腰痛を発症し、安静が必要な場合、また疲労骨折や分離症などの症状で、骨の癒着が可能である場合、等が考えられます。

 

これらの場合は、軽い運動でさえも、腰にとっては悪い刺激となってしまうので、コルセットの着用はとても有効です。

 

 

その上で、筋力の低下を防ぐためにも、これらの場合も出来るだけ長期間(3カ月以上~)で利用するのは避けた方が良いでしょう。

 

 

 

今回一番伝えたかった事は、

 

「コルセットは腰への負担や、痛みを軽減させるものであって、

症状そのものを改善する力は無い。」

 

という事です。根本的な解決にはなっていないので、漫然とコルセットを使うことは、腰にとってはあまり良い行為ではありません。

 

腰のトレーニングと並行して行ったり、保存治療を行いながら、などしっかりした目的、プランを持ってコルセットを使うようにして下さいね。

 

もしコルセットを利用してもなかなか痛みが引かない場合や、コルセットに頼らず生活したい、という方はお気軽に愛YOUカイロプラクティック院へご相談ください。

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