スポーツをする上で“脱臼”という怪我、聞いた事がありますよね。
脱臼というのは、関節を過度に曲げたり伸ばしたりする事で骨が完全に外れてしまう事です。
この脱臼と言うのは、習慣になりやすく、一度脱臼すると再発しやすい怪我です。
なので、肩を安定させる役割を持つローテーターカフを鍛えて、脱臼の予防をしましょう。
肩を安定させるローテーターカフ?
ローテーターカフとは、肩周りのインナーマッスルである4つの筋肉、
棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の総称のことを言います。
これらがそれぞれバランス良く役割を発揮する事によって、肩関節が安定するという事です。
実際に、野球やソフトボールをする上で、怪我をしないようにと積極的にこの筋肉のトレーニングが推奨されています。
この筋肉はなかなか鍛える事がない深いところにあり、通常のトレーニングでは鍛えづらいという特徴があります。
ローテーターカフの鍛え方
一般的なやり方として専用のチューブを使ったものがありますが、一般の家庭にはあまり
無い物ですのでペットボトルでもできるトレーニングをご紹介します。
500mLの水を入れたペットボトルを用意します。
まず、肩を地面につけ、横に寝て、肘の角度を90度に保ちます。
その状態でペットボトルを持ち、ゆっくり上下運動を行います。
この時、肩甲骨についている小さな筋肉が使われていることを意識します。
また、余計な力を使わないように前腕の力もできるだけ抜いた状態で行うようにします。
そして、上へ上げる時は息を吸い、下げるときは吐きながら行うようにして下さい。
このトレーニングは重ければ重いものを使えばいい、という訳ではありません。
軽い重量で、しっかりローテーターカフが使われていることを意識しましょう。
肩の筋肉が衰えてしまうと、肩こりに関連した不眠や頭痛を引き起こしたり、
また、四十肩、五十肩の原因にもなり得ます。
肩の筋肉を適度に鍛えると、姿勢が良くなるなど様々なメリットがあります。
脱臼を予防するためにも、その他の症状を予防するためにも、しっかりと鍛えましょう。
もしも脱臼でお困りの場合、当院、愛YOUカイロプラクティック院でも施術は行っておりますので、是非ご相談下さい。