以前のブログで、骨盤矯正によってダイエットの効率を上げる事が出来ることをご紹介しました。
それは歪んでいた骨盤が正しい位置に戻る事によって、太もも付根付近にあるリンパ管の流れが良くなるからです。
リンパの流れが良くなると、全身の代謝が上がり、カロリーを消費しやすい身体になります。
そうなると、どんどん痩せやすい身体になっていくという事です。また、下半身太りやで尻といった女性特有の悩みも解決することが出来ます。
このように、ダイエットと骨盤、そして下半身には大きな関係があります。今回はそんな下半身とダイエットの関係についてご紹介しようと思います。
そもそもどうやったら痩せる?
まず、カロリーと痩せるという事には大まかに3つの関係性があります。
消費カロリー > 摂取カロリー : 痩せる
消費カロリー ≒ 摂取カロリー : 変わらない
消費カロリー < 摂取カロリー : 太る
基本的には、このように考えて大丈夫です。
ちょっと太ってきたかな、と思ったら、運動したり食べる量を減らしたりしますよね。
これは、消費カロリーを大きくして摂取カロリーを下回らないように工夫したり、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように工夫しているという事なんです。
私たちは、痩せようといている時は自然と消費カロリーや摂取カロリーの事を考えているわけです。
摂取カロリーとは、食べ物から取り入れるカロリーの事です。
多くの場合は食べ物の量や内容を変えて摂取カロリーを変えようとしていまいますが、大事なのは消費カロリーのほうです。
消費カロリーは運動の度合いによって大きく変わるものだと考えている方も多くいらっしゃるのですが、実は、一日の消費カロリーのほとんどが基礎代謝によるものです。
基礎代謝というのは、生きる為の最低限必要なエネルギー消費の事です。例えば、内臓を働かせたり、心臓を動かしたり…、どれも自分の意識ではコントロールできるものではありません。
(基礎代謝:70% 生活活動代謝:20% DIT:10%)
生活活動代謝というのは、日頃の動作や運動によって使われるエネルギーの事で、DIT(食事誘導性体熱産生)というのは食事のための内臓などの働きによって消費されるエネルギーの事です。
では、どうすれば基礎代謝を上げることが出来るのかというと、答えは筋肉です。
実は、基礎代謝の中で最も消費カロリーが大きいのは、筋肉です。
筋肉量が増える事で、基礎代謝量が上がり、太りにくく、痩せにくい身体になります。逆に、筋肉量が少ないと、太りやすく痩せにくい身体になってしまいます。
そこでオススメしたいトレーニングが“スクワット”です。
スクワットをする時の注意点ですが、膝がつま先よりも前に出ない事と、背筋を丸めず、真っ直ぐにして行う、という2点に注意して行うようにして下さい。もし、やり方を間違えると効果が出にくくなってしまいます。
スクワットをすることによるメリットは、
・スクワットによって鍛えることが出来る大腿四頭筋が身体の代謝に大きく関わっている事
・正しくスクワットを行う事で、骨盤矯正も出来る。
スクワットによって鍛えることが出来る“大腿四頭筋”“ハムストリングス”という筋肉群は、人間の体の中でも最大の筋肉です。
太ももの筋トレは、腹筋を行うよりも何倍もダイエット効果があります。大きな筋肉というのは、活動するのにそれだけ多くのエネルギーが必要という事です。また、スクワットを行う事による生活活動代謝のカロリー消費も期待することが出来ます。
また、骨盤矯正が出来る事に対しては色んな説がありますが、ガニ股でスクワットを行うと、骨盤矯正に効果があるとされています。
いかがでしたか?
今回のブログで一番伝えたかったことは、ダイエットはやみくもに行うよりも消費カロリーや摂取カロリーを考えた上で行う方がはるかに効率が良い、と言いことです。
成長期に無理なダイエットを行ってしまうと、身体に大きな負担が掛かってしまったり、低栄養な食事ばかり続けていると“低栄養性脂肪肝”といった肝臓の病気を引き起こしてしまう事もあります。
長く健康でいるためにも、無理なダイエットは行わずに、しっかりと必要な栄養を補給して体に無理がないやり方で行っていくといいですね。