アトピー性皮膚炎


アトピーの方で不眠を訴える方はたくさんいます。
話をうかがうと、それはしっかり眠れていないのでは?と心配になることがよくあります。アトピーの方は睡眠時、身体が痒くなってしまって目が覚めるということがよくあるようです。

不眠と聞くと、よっぽど寝られない人のことだと思って、自分はそこまでひどくないだろうと思いますよね?

実は不眠には種類がありそれぞれ異なる症状があるのです。
実際に自分は不眠症ではないと思っていても、実は不眠症だったということが少なくありません。
解説していきますので自分に当てはまるものがあるか参考にしてください。

 


不眠の種類

・入眠困難・・入眠困難はその名のとおり、なかなか寝られない

・早朝覚醒・・夜中に目が覚め、そのあと、寝付けなくなってしまう

・中途覚醒・・朝の早い時間に目が覚めてしまう

 

夜トイレに目を覚ましている人も多いと思いますが、これも実は不眠の一種です。
不眠は、アトピーの治りも遅くしてしまいます。

身体の修復は睡眠中に行われています。
睡眠時間が短くなっていると、体の修復が遅くなり、疲労感が抜けにくくなったり、内臓疲労、アトピーの症状悪化に繋がってしまうリスクは跳ね上がります。

不眠になると免疫力も落ち、身体の自然治癒力も落ちてしまいます。
しっかり睡眠をとれるようになることがアトピー改善の第一歩になります。

 


痒みを和らげる方法

痒くて眠れない、自覚症状が無くともしっかり眠れていないという状態を無くすには痒みを和らげることに注目してみましょう。

【身体を冷やす】

一時的に痒みを抑えるのには、ステロイドを塗る以外では、身体を冷やすのが有効です。
室温は低めにし、痒みが酷いところは保冷剤などで冷やします。

あくまでも一時的な処置ですが、少しでもちゃんと睡眠をとれるようにすることが大切です。

 

【腸内環境を整える】

痒みを弱くするためには腸内の環境を整えることが大事です。

腸内には100種類以上、およそ100兆個以上の腸内細菌があります。腸内細菌は大きく、善玉菌・悪玉菌・日和見菌(中間の菌)に分類され、この3種の菌のバランスがとれていると腸内環境も良いのですが、このバランスが崩れ腸内環境も悪化しています。

悪玉菌が優勢になると栄養の吸収が悪くなり、老廃物が腸内に溜まりやすくなります。

これらのバランスを整えるには、生活習慣の見直しが必要です。
食事はもちろん、運動不足も改善する必要があります。
食生活の改善や運動不足の解消は、自分でできて効果もあります。
食べたものを腸で吸収して、体に不要なものは便として排出する大事な役割があります。

アトピーの方で不眠を訴える方が多いと言いましたが、腸にも不調がある方もほとんどです。便秘や軟便、残便感など正常に腸が機能していない証拠です。
腸内環境が悪いと毒素の排出がうまく出来ず、皮膚に痒みがでてしまうのです。

消化に良くない物ばかり食べていたり、脂っこい物や、手軽だからといってファーストフードばかり食べていると腸内環境は崩れやすくなります。
しっかりバランスのよい食事を取ることが大切です。和食は比較的バランスよく栄養をとれるのでお勧めです!

運動もウォーキングなど簡単なことからでもいいので生活の中に体を動かす習慣を取り入れましょう!

 


まとめ

痒みはあるけど、ステロイドは塗りたくない、そんな方は食事や運動習慣に気を付けて徐々に痒みを減らしていきましょう!そしてぐっすり眠れるようになればアトピー改善に向けていい調子です!

アトピーを気にしながらの生活とはサヨナラしましょう!

 

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