骨盤についてのブログも4本目になりました。

骨盤は身体の土台として様々な影響を与えますが、骨格や筋肉だけでなく自律神経とも密接に関わっています。今回は、骨盤と自律神経の関係についてご紹介します。

あまりイメージにないかも知れませんが、骨盤と自律神経は大いに関係してきます。

まず、自律神経というのは活発に動くための交感神経、休息のための副交感神経の2つの働きの事ですね。そして、それらをコントロールしている、いわゆる“司令塔”のようなものが首の付け根にあります。

 

骨盤は背骨と繋がっています。そして、背骨は頭まで繋がっていますので自律神経にも影響してきます。

これにより、直接的な関係はなくても間接的に骨盤の歪みと自律神経は関係していると言えますね。
つまり、骨盤に何らかの異常があると、それが背骨にも影響し自律神経にも異常が出てしまう、という事です。

 

骨盤が歪むとどう影響する?

骨盤が前傾や後傾(前に倒れたり、後ろに倒れる事)すると、猫背や反り腰になります。姿勢が悪くなると頭を支えている首に直接負担が掛かってしまいます。

実は、頭は身体の10%ほどの重さがあると言われています。意外と重いですよね。そしてその重さを支えているのが首です。猫背や反り腰によってバランスの崩された首は余計に負担を掛けてしまい、結果的に自律神経が上手く働かなくなってしまうわけです。

 

自律神経が上手く機能しないと、頭痛やめまいのような様々な不調を引き起こします。

ですので、骨盤の歪みを改善することで、自律神経失調症(交感神経と副交感神経が上手く機能していない症状)を改善することに繋がる、という事です。

しかし、自律神経失調症というのは、心理的な不安や問題も原因となるので、骨盤が整ったからと言って簡単に改善するものではありません。

しかし、骨盤を整える事によって気分がリラックスしたり、過度にストレスを感じにくくなるなどの影響もあるので、自律神経失調症の改善にはいい影響を与えます。

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悪循環になる前に

骨盤の歪みが姿勢の悪化を引き起こし、姿勢の悪化が自律神経失調症を引き起こす。

そして、自律神経失調症が、筋肉の硬直や、慢性的なストレスを引き起こし、それが骨盤の歪みに繋がってしまう。

 

この悪循環のサイクルが出来てしまうとなかなか症状を改善することが難しくなってきます。まずは自分の身体の異変に気付く事と、徹底して、自分の生活を見直す事が必要になってきます。

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