腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアってどんな症状があると思いますか?
実は単に腰痛というだけではなく、人や程度によって症状が違います。
今回は初期症状から代表的な症状まで詳しくご案内します。
初期症状ってどんなもの?
症状の現れ方は様々ですが、目安になる初期症状としては、以下のようなものが挙げられます。
・同じ姿勢を取り続けたときに違和感が出てくる ・座った状態から立ち上がるのが辛い ・下肢の一部に触っても感覚が鈍い ・前かがみに姿勢を続けていると腰の痛みが強くなる ・椅子に座っていても腰が辛くなる ・お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが強い ・脚に力が入らない
最もわかりやすい初期症状では、同じ姿勢を長時間続けていると違和感がでてきて、だんだん辛くなってきます。また、身体の感覚が全体的に鈍ってくることもあります。
そして、実際に椎間板ヘルニアになると立ちっぱなし、座りっぱなしの姿勢ががとても辛くなります。また、椅子から立ち上がるのがきつくなったり、足に感覚がなくなったりという症状が現れることもあります。
とくに立ち仕事や座り仕事など、職業上、同じ姿勢をとり続ける人は椎間板ヘルニアを発症しやすい状況にあるといえるので、現在思い当たる自覚症状がなくても、注意するようにしましょう。
代表的な症状ってなに?~この症状が出てきたら注意!~
わかりやすい代表的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
・腰痛、腰の動きの悪化 ・脚の痛みや片側の脚のしびれ ・筋肉低下排尿や排便の障害
初期症状が過ぎ、このような症状が現れ始めると本格的に椎間板ヘルニアの症状が出てきているといえるでしょう。
【腰痛、腰の動きの悪化】
痛みの程度はさまざまですが、椎間板ヘルニアと言えば腰の痛みというイメージがあるように、症状として腰痛はでやすいものです。腰椎のどの椎間板がヘルニアになるかによって、どこに痛みがでるかは変わりますが、痛みは“電気が走ったような痛み”と例えられることがあります。また、椎間板ヘルニアになると、腰の動きが悪くなります。
一般的には、おじぎがしにくくなります。
症状がひどくなるとおじぎすることも、反対に反る事もできなくなります。
【下肢痛や下肢のしびれ、筋力の低下】
椎間板ヘルニアは神経を圧迫することで痛みが生じてしまうので、腰だけでなく、おしりや脚も痛くなり、ひどくなるとしびれも起こってしまいます。椎間板ヘルニアは片側の脚のみ痛みが現れることが多いです。(まれに、ヘルニアが巨大だったり、同時に複数の箇所がヘルニアになったりした場合には両脚に痛みが出る場合もあります)
さらに、椎間板ヘルニアになると下肢の筋力が低下してしまう場合もあります。神経の圧迫症状が続くことによって、歩く力や足首を反らしたり、踏んばったりする力が弱くなってきてしまうので生活をしていて以下のことができにくくなります。
・日常生活で転倒しやすくなる ・スリッパが脱げそうになる ・階段が降りにくくなる ・上のものが取りにくくなる
そのほか、太ももやふくらはぎがやせて細くなったりすることもあります。
【排尿や排便の障害】
椎間板ヘルニアの位置によっては、排尿や排便がスムーズに行えなくなる場合があります。症状として以下の症例があげられます。
・尿漏れ ・便失禁 ・頻尿 ・尿が出にくい ・ひどい便秘
椎間板ヘルニアによる排尿、排便障害の原因は、飛び出した椎間板が膀胱や大腸を支配する神経に悪さをしてしまうためなのです。
この神経は馬尾神経(ばびしんけい)と呼ばれています。
馬尾神経って?
馬尾神経とは、背骨の腰部分を通っている神経の束です。
この神経は、見た目が馬のシッポに似ていることからそう呼ばれています。
排尿・排便の機能に加え、お尻や下半身の運動と感覚機能を支配しています。
この馬尾神経が強く圧迫され傷つけられることで、排尿・排便障害が起こってしまうのです。排尿・排便障害まで出てしまった場合は、手術が必要になってしまいます。
さいごに
以上のようなことが椎間板ヘルニアの主な症状とされています。
症状の強さや度合いは人によってさまざまなので、早期発見・早期治療がとても大切といえます!
すでに、初期症状が出ている方、そこまでではないかなという方も、このブログを参考に早期発見・早期治療に役立ててみてください(^^)/
痛みは不調のサインですがヘルニアの激痛は耐え難いものです。
愛YOUカイロプラクティック院では負担の少ない施術で痛みを逃がすことの出来る身体づくりをサポートいたします。ぜひご相談下さいね!