腰痛
腰痛は現代の日本では国民病と言えるほど多くの人が悩まされています。
ズキズキ痛む腰痛、慢性的な腰痛、ギックリ腰、ヘルニア等の疾患による腰痛・・・腰痛といっても色んな腰痛があります。
治したくて病院にいっても、
「どこにも異常はありません」
「痛み止めを飲んで様子を見ましょう」
「電気を当てておきましょう」
などと言われて、
改善を実感できずにいませんか?
痛みが出ているのに、どこにも異常がないなんてことはありません。どこかに異常が起きているから体が痛みという信号を発信しているのです。
ちなみに腰痛は正しい治療をしっかり行えば、99%改善します。
今回のブログは第1回~第3回の3段階で、腰痛のメカニズムから原因、なぜ99%改善するのかについて書いていきます。
腰痛は正しい治療で99%改善する
〇痛みの種類〇
痛みにも種類があります。
筋肉が炎症を起こして出る痛み、神経や血管を圧迫して出る痛み、関節に炎症が起きて出る痛み、ケガなどの外傷による痛み・・・などというように色々あります。
〇腰痛のメカニズム〇
結論から言うと、腰周りの筋肉や腰周りの関節に負担がかかって限界を越えることで痛みが出ます。人は普段から重力を受けているので、常に負担はかかりますが、腰が痛くなる人とそうでない人とでは、負担のかかり方や溜まった負担の回復機能に違いがあります。
もちろん誰だって24時間座っていなさいとなると、腰がしんどくなってくると思います。ただ、人によっては数十分でギブアップする人もいれば、数時間、3時間や5時間、それ以上平気な人もいるでしょう。これは何が違うのかと言うと、重力を体全体で分散して受けられているかそうでないかです。大抵腰が痛くなる人は、腰に負担がかかりやすい座り方をしているのです。
これは座っている時だけではなく、立っている時も、仕事をしている時も同じことが言えます。重力を上手く分散して受けれていないと腰が痛くなるなどの症状が出てくるのです。
腰痛のメカニズムは、腰に負担がかかりやすい状態で生活しているために、腰周りの筋肉や関節に負担がかかって、炎症を起こしたり、周りの神経などの組織を圧迫することで腰が痛くなるのです。
〇病院で原因不明と言われるワケ〇
腰痛で病院に行って診てもらっても、およそ85%が原因不明と言われ(非特異的腰痛)、どこにも異常はありませんと言われます。そして、鎮痛剤や湿布を渡されたり、電気を当てたりします。
原因不明や異常なしと言われるのは、医師の異常なしと、患者の異常なしに相違があるからです。医師の異常なしというのは、悪い所がない、というのではなく、一刻を争う重篤な病気や骨などに異常が無いということを言っているのです。
病院では、重度のヘルニアや脊柱管狭窄症などのようにレントゲンやMRIで異常が移ることに関しては、診断出来るのですが、レントゲンやMRIに異常が映らない場合は医師は原因をの推測は大体しているが、どこがどう破損しているのか特定できていません。このような時は、原因不明の非特異的腰痛を診断されます。
だから、およそ85%もの腰痛が原因不明と診断されるのです。
病院では、
緊急で対処が必要であったり、重篤な疾患が絡んでいない限りは、
原因不明と診断するのです。
これは、決して病院の先生が悪いわけではなく、治療についての方向性が違うというだけです。例えば、骨折が原因の腰痛で整体院に駆け込まれれば、整体師の先生はまず病院に行くようにすすめるでしょう。
同じように、骨折や重篤な疾患でないいわゆる「病院で原因不明と言われた腰痛」は整体師の守備範囲ということです。
次回は、病院では原因不明と言われる、腰痛の原因について、整体師の視点から書いていきます。楽しみにしておいてくださいね~