こんにちは。愛YOUカイロプラクティック院スタッフの尾上です。

 

5月も終盤、春から新しい職場になった人や、役職が変わった人、新入社員の人など、もう慣れてきたでしょうか。

 

色んな仕事が世の中にはありますが、現代で多いのはやはりパソコンでの作業ではないでしょうか。

一日中、パソコンと睨めっこして仕事をしているという方も多いでしょう。

 

そんな風にパソコン作業なんかを長くしていると、肩こりがしんどくなること、よくありませんか?

 

今回は、座り仕事でしんどい肩こりについてです。

 

肩こりというと、日本ではかなり多くの人が抱えているポピュラーな症状のひとつです。

 

もしかすると、ほとんどの人が肩こりが当たり前なもので、症状とすら感じていないかも知れないですね。

 

しかし、肩こりも立派な症状です。

座り仕事をしている時に、肩こりがしんどくて「集中できない」「やる気が出ない」と悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

 

重度の肩こりの人だと、頭痛や吐き気を併発することもあります。そうなると、仕事にならないですよね。

 

しかし、肩こりというと、やはり慢性的なものが多く、そのためか、もう治らないものだと諦めてしまっている方も多いようです。

 

それはとても勿体ないことです。肩こりは、しっかりと治療すれば改善する症状です。

 

肩こりの改善方法として、よく言われているのは、運動をすることやストレッチです。

 

ランニングなどで身体を動かしたり、肩周りの筋肉を伸ばしてストレッチをすると肩こりが楽になると言われていますよね。

 

実際に試されている方もいらっしゃると思いますが、効果はありましたか?

 

効果があり楽になった!

 

という方もいらっしゃると思いますが、一方で、

 

あんまり変わらなかった……。

 

その時は楽だけど、仕事中にやっぱりしんどくなる……。

 

こういう方も多いのではないでしょうか。

 

運動やストレッチといった方法は、肩こりへ効果的ではありますが、実は本当の解決にはならないものなのです。

そのため、運よく効果が出る人よりも、効果があまり感じられない人のほうが多いのです。

 

座り仕事で肩こりを感じる人が、肩こりを根本的に治すためには、実は運動やストレッチよりも、座り方を直さなければなりません。

 

座っている時に背中が丸まっていると、肩に負担が掛かってしまい、肩こりとなってしまうのです。

 

知ってる!背筋を伸ばせばいいんでしょ!

 

と、姿勢をよくしようと背中を伸ばしている人には申し訳ないですが、それでは意味がありません。

 

何故かと言うと、そもそも頑張って意識しなければ伸びないことがおかしいからです。

 

人の身体はよく出来ているもので、無意識に安楽な姿勢を勝手に取ってくれます。仕事中、背筋が曲がっていたり、前のめりになっていたりするのは、その時その姿勢が楽だからです。

 

意識して背筋を伸ばそうとしても、ちょっと気を抜くと元に戻ってしまいますよね?

 

伸ばし続けるのも一苦労だと思います。

 

何故なら、その時背筋を伸ばしても、楽にならないからです。

 

では、自分の力で直せないなら、クッションなどを使って補助するしかないのかというと、そういうわけでもありません。

 

座っている時、その姿勢を決めるのは、背筋ではなく、骨盤の傾きです。

 

背中が丸まっている時は、必ず骨盤が傾いて座ってしまっています。

骨盤が傾いていると、その上に乗っている背骨はどうしたって真っ直ぐにはなりません。

 

骨盤が傾いた状態で背中が丸まっているのは、骨盤の傾きに合わせて背骨が乗っている状態なのです。これを無理に動かすのは大変です。

 

つまり、骨盤の傾きを戻せば背筋が自然と伸びて、肩が楽になるのですが……。

 

ここで更に、僕たち治療家が考えなければいけないのは、ではどうして骨盤が傾いた状態で座ってしまうのか、というところです。

 

これは、実は骨盤だけの問題ではなく、股関節のズレや内蔵疲労などが関わってきます。

 

座り方や姿勢、骨盤については一般的にもよく言われていることですが、実は股関節や内蔵といった要素も絡んで、肩こりという症状に繋がっているのです。

 

座り仕事で肩こりに悩んでいる人は、こういった複合的な視点からの治療を行う必要があるかも知れません。

 

たかが肩こり、されど肩こり。

 

仕事の妨げになっている肩こりを、しっかり治療してみてはいかがでしょうか?

当たり前にあった肩こりが、当たり前に軽くなっていきますよ。

 

 

では、今回はこの辺りで。

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