前回のブログでも紹介しましたように、自律神経というのは自分の意志とは無関係に機能しています。

また、自律神経は、全身の臓器をコントロールしているため、人間の身体の中でもかなり重要な部分です。

 

そんな自律神経が乱れてしまったらどんな症状が出てくるか、ご存知でしょうか?

 

主な症状だと、めまいや頭痛、不眠症など様々な身体の不調を引き起こします。

また、何も激しい運動をしていないのに筋肉痛があったり、神経痛やだるさが出る事もあります。

覚えが無い関節の痛みを感じたら、自律神経のバランスが乱れているサインであるのかも知れません。

 

 

なぜ痛みが出てくる?

 
風邪もひいてないし運動もしていないのに、身体に筋肉痛や神経痛のような痛みが出るのは、自律神経の乱れが引き起こしている可能性があります。

この症状の主な原因になるのは交感神経です。

 

交感神経というのは、昼間に活動している時に最も活発に活動しています。

激しい有酸素運動や筋トレを行うと、心拍数が上がりますよね。

この一連の動きに関与しているのが交感神経です。

 

 

交感神経の過度な働きによって痛みが生じる

 
交感神経の働きは、主に筋肉や血管の収縮を行う事です。

血管や筋肉を収縮することにより、筋肉の力をフルパワーで発揮することが出来るので、この働きはパフォーマンスの向上に繋がります。

 

しかし、動きが激しければ激しいほど、その分筋肉に負担が掛かります。

その運動によって筋繊維が壊れることで、筋肉痛になるという事ですね。

ですので、必要以上にこの交感神経が働くと普通に生活しているだけで筋肉や血管に負担を掛けてしまいます。

 

これにより、激しい運動をしていなくても勝手に筋肉が緊張してしまい、神経痛や筋肉痛が起こってしまいます。

 

 

自律神経を整える為には

 
交感神経と副交感神経両方のバランスを整える事が必要です。

現代の人々の特徴としては、副交感神経よりも交感神経の方が過剰に機能している場合が多いです。

 

深夜帯までの勤務による生活習慣の崩れや、職場でのストレスなど、最近は特にストレスを抱えた人々が増えています。

交感神経を抑えるには、副交感神経の働きをもっと増やす必要があります。

 

副交感神経というのは、脳が緊張していないもしくは、リラックスしている時に主に機能します。

ですので、ストレスを感じない状況を作ることが大切です。

 

例えば、職場でのストレスとは無縁な環境を作ることで、副交感神経が働く時間を作ることができます。

 

寝る前にいつもより早い時間に消灯し、スマホやテレビはつけずに、好きな音楽を聴くだけでもかなり副交感神経が働きます。

 

働き者は美徳ですが、常に仕事の事を考えていたりすると、つい嫌な事ばかり考えてしまうことがありますよね。

 

それでは身体もリラックスできません。一日の内に少しだけでもストレスフリーな環境を作る事から始めていきましょう。

 

 

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いかがでしたか?

普段は馴染みのない、意識することの少ない自律神経ですが、意外と普段の生活に密接に関係しているのです。

 

普段の生活の周期バランスの乱れや過度なストレスは様々な体の不調を引き起こします。

 

毎日同じ時間に起きて同じ時間に寝ることが一番ですが、忙しい現代では難しいかもしれません。

 

普段の生活の中で、少しだけでも今回の内容を意識してみて下さい。

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