~体内補充編~
腰痛と栄養
授乳中は、赤ちゃんの栄養を考え、自分の食事も気にしますが、
お子さんが自分で食べられるようになると、食べさせることに必死になり、
自分の食事は、適当に済ませてしまうママがほとんどでしょう。
とりあえず食べられたらいい。といった具合ではないでしょうか。
しかし、これが実は、腰に悪いことなのです。
必要な栄養素が取れていないと、体は疲労を回復できません。
筋力も落ちてきます。
よくある高齢者の腰痛と、同じ状態になるんです。
食事の量が減り、栄養素が不足し、筋力が落ちる。
筋力が落ちると、腰は負担に耐えられず、痛めてしまいます。
腰にいい栄養素、つまり骨や筋肉によい栄養素は、5つです。
① ビタミンB1 (豚肉・大豆・玄米・卵黄・レバー など) ② ビタミンC (アセロラ・ケール・パセリ など) ③ ビタミンD (きくらげ・いわし・鮭 など) ④ カルシウム (干しエビ・煮干し・乳製品・豆類・青菜 など) ⑤ 不飽和脂肪酸 (さば・いわし・さんま・オリーブ油・シソ油・ごま油 など)
とくに、ビタミンB1・カルシウムは、生理前の不快症状にも効くと言われています。
神経や筋肉の緊張を和らげる効果があり、ストレスによる自律神経のバランスが崩れているときは、ぜひ積極的にとりたいですね。
しかし、これらの栄養素を、全部毎日とるのは、大変です。
魚料理が、苦手な人も多いでしょう。
一食に、一つはとりいれ、
一週間でだいたいどれも、
摂れたかなぐらいを心がけましょう!
あんまり気にしすぎるのも、ストレスになりますからね。
食事は、リラックス第一です。
お子さんと、楽しく食事をしましょう。
自分でできる簡単ケア
基本的に、足や腰を冷やさないことが大事です。
冷えると、血流が悪くなりますから、
疲労物質が流れなくなり、どんどん溜まっていきます。
湯船につかって、温まる時間がとれれば、なによりですが、
実際は、ゆっくりお風呂に入る時間もとれないことが、ほとんどですね。
とにかく、足腰を冷やさないようにしましょう。
冬はもちろん夏もクーラーがきいている部屋でも注意しましょう。
~むくみ解消簡単マッサージ~
・イスに座って、1分でも時間があるときは、 ふくらはぎのマッサージをしてみましょう。 ・ふくらばぎの、真ん中で、一番ふくらんでいるところを、 両手の親指で、押します。 ・そこからずらして、真ん中の線上に押していきます。
押して気持ちいいくらいが、ちょうどいいです。
~腰痛予防ストレッチ~
腰痛予防や改善には、下半身の後ろの筋肉のストレッチが、効果的なので、
お尻や、足の裏の筋肉をのばすことを意識してください。
・床に座ったタイミングでは、足の裏の筋肉を伸ばしましょう ・片方足を前に出して、ひざは痛くない程度に曲がっていていいです ・息を吐きながら、同じ側の手で、足先の指をつかむ ・反対側の手で、ひざを軽く押さえる ・痛くない程度で、息を吐きながら5~10秒キープ ・戻す時に息を吸います
バランスとるために、左右必ず同じように行ないます。
どれも、必ず、気持ちがいいなと思う程度で行ないましょう。
痛みが出るときは、すぐにやめてください。
また、しびれがあったり、痛みが増したりする時は、必ず専門施設や整形外科で、きちんとみてもらってくださいね。
軽いストレッチで、気持ちが良くならない、楽にならない、痛みが増したりするのは、他の身体の不調が原因かもしれません。
さいごに
食事の栄養の大切さ、毎日のなにげない姿勢による負担の大きさ、わかっていただけましたか?
子育ての忙しいなかでも、ちょっとしたことを、少し気をつけるだけで、ずいぶん腰には優しい生活になります。
ママの笑顔は、お子さんの大事な栄養素です。
素早く腰の痛みとサヨナラして快適な時間を過ごしましょう!