肩甲骨の正しい位置はどこ?
肩甲骨の正しい位置はどこだと思いますか?
左右の肩甲骨の間は7センチ程度が正しい位置で、それ以上離れていると肩こりが発症してしまう位置であると考えられます。
自分の肩甲骨の位置を見るのは難しいため、次のようなセルフチェックで確認することができます。
☑両腕を上に挙げたとき、腕が耳の横に付きますか? ☑背中に両腕を回したとき、指を下に向けた状態で両方の手のひら同士がくっつきますか? ☑片方の腕を肩から背中に回し、もう片方の腕は反対側の腰から背中に回したとき 左右の手が触れますか?
いかがですか?
ご自分の肩甲骨の位置は正しい場所にありましたか?
◆肩甲骨を正しい位置に戻すことのメリット◆
肩甲骨を正しい位置に戻すことは、肩こり解消だけでなくほかにもいろいろなメリットがあるんですよ。
肩こりはもちろんのこと、首のこりや頭痛にも効果があります。
肩がこっている人は首もこっている人が多いのではないでしょうか。
肩と首は筋肉で繋がっているため、肩甲骨を正しい位置に戻すことにより
首のこりも解消できるのです。
痩せやすい体質になります。
肩甲骨の周りには大きな筋肉が密集しているため、肩甲骨が正しい位置に戻ることで
筋肉の緊張が取れ、代謝が上がり痩せやすくなるのです。代謝が落ちてメタボになると、見た目だけでなく健康面でも問題を抱えてしまいます。
美しい姿勢になります。
正しい姿勢は壁に背中をつけて立った時に、後頭部、肩甲骨の一番高い部分、
おしり、ふくらはぎ、かかとが壁に付き、横から見ると耳からくるぶしが一直線で結べる状態です。
肩甲骨が正しい位置に戻ると、開きも解消されるために美しい姿勢を保つことができます。後ろ姿を見るとよく分かりますが、肩甲骨が開いていると肩が前方に巻き込み丸くなってしまうので老けた印象を与えるのです。
女性であれ男性であれ、いつまでも若々しい自分でいたいと思うのは誰しも同じですよね。老けさせない体づくりの第一歩が姿勢の改善なのです。
肩甲骨セルフケア
近頃「肩甲骨はがし」という言葉を頻繁に耳にします。
肩甲骨をはがすって、とても大胆な怖そうなものに聞こえるかも知れませんが、本当にはがすわけではありませんよ!肩甲骨の可動域を広げる体操です。
本来、柔軟に動くはずの肩甲骨がかたまってしまって、まるで眠ってしまっているような状態の肩甲骨を呼び起こします。
セルフケアで簡単に肩甲骨へアプローチすることが出来ます。
1. 腕を後ろに回し、肘を90度に固定します(痛い場合や硬い場合は無理をしない) 2. ある程度肩甲骨が浮き出るので、肩甲骨の内側の骨際に壁の角や棚の角を当てる 3.グッと圧力をかけたまま肩をゆっくり大きく回す 4.気持ちいい所や硬い所を探し移動していく
全て行っても3~4分で終わります。
以上が終わったら再度肩甲骨チェックをし、少しでも腕の上がり具合が改善されていれば成功です。これを、1日1回でいいので、まず1ヶ月継続してみて下さい。