いずれ大きな病気を引き起こすかもしれない自律神経失調症
ここまでお話したように、自律神経失調症は身体に様々な不調をきたします。けれど、その症状はいずれも生活していく上で辛くはあるものの、命を脅かすわけではありません。
そのため多くの人が、「いずれ治まるだろう」「体質だから仕方ない」「薬を飲んでおけば大丈夫だろう」というように様子を見るか、心療内科等で相談して症状に対しての薬を飲むかという対処をしているのが現状です。
しかし、自律神経のバランスが乱れ、身体に症状が出ている状態が良いわけはありません。特に現代人に多い、交感神経の過剰な興奮（アクセル踏みっぱなし）は将来的に大きな疾患を発症するリスクも高いのです。
＜交感神経が興奮状態で発症するリスクのある疾患＞
その他、自律神経失調症のストレスが強く、精神状態に影響を及ぼしうつ病になる人も少なくありません。
このように、たかが自律神経失調症だと思って適切な対処をせずにいると、将来的に命をも脅かす存在になってしまう可能性もあるのです。
自律神経を整えるために出来ること
自律神経失調症を甘く見てはいけない理由、なんとなくお分かりいただけたのではないかと思います。
繰り返しになりますが、現代日本人は交感神経が興奮しっぱなしのアクセル全開状態で自律神経を乱している人がとても多いのです。ということは、副交感神経を高めるようにすればバランスが取れますね。
副交感神経の働きを促すために、普段の日常で取り入れやすい方法をご紹介します！
◆呼吸を意識する◆
深呼吸は簡単なようでいて、最も自律神経の働きに効果があります。
特に吐く息は副交感神経を優位にしますので、ゆっくり息を吸い、その倍くらいの時間をかけて長く息を吐きましょう。深呼吸をするだけで、イライラした気分が落ち着いたり、寝つきが良くなったりします。
◆身体を温める◆
自律神経失調症を訴える人は
「湯船につかるのは面倒なのでシャワーだけで済ませている」と言う人が多くいます。
交感神経が優位の時は、血管が収縮し血行が悪くなっています。
シャワーだけだと体の芯から温まらず、冷えた状態が改善しません。
特に夏場は、暑いからシャワーだけの方も多いと思いますが、エアコンの使用で体は思った以上に冷えているのです。
湯船にゆっくり浸かり、リラックスすることで副交感神経がより優位になります。
ただし、熱いお湯は逆効果！ ３８度~４０度くらいが良いでしょう。
◆軽い運動をする◆
息が上がるほどの激しい運動は交感神経を高めてしまうので、副交感神経を優位にさせたい場合はヨガやストレッチなどを取り入れてみましょう。どちらも呼吸を意識しながら行える運動ですので、効果のアップが期待できます。
◆規則正しい生活をする◆
とても当たり前のようでいて、なかなか難しいのがこれ。大人になると楽しい誘惑がいっぱいあって、毎日同じ時間に寝るのが難しいこともありますよね。
それならば、せめて朝は休日でも決まった時間に起きて朝の光を浴びましょう！体内時計をリセットし、ホルモンバランスを整えて自律神経を安定させてくれます。
また、寝る前のテレビ、スマートフォン、パソコンは控えましょう。寝る前にたくさんの情報を脳に入れてしまうと、交感神経が興奮して寝つきが悪くなる原因です。
◆バランスの取れた食事に気をつける◆
忙しさのあまり、コンビニや外食に偏りがちになってはいませんか？
これも毎日毎食の食事をいつもバランス良く、というのは難しい人もいるかもしれません。
しかし、栄養の偏りはカルシウムやビタミン、ミネラルが不足しやすくイライラの素です。忙しい中でも、朝食だけ、夕食だけとまずは1食からバランスに気をつけた食事にしてみませんか。落ち着いてゆったりとした気持ちで摂る食事は、栄養素はもちろんのこと心の栄養にもなり副交感神経を刺激してくれます。
◆笑顔や笑うことを意識する◆
昔から「病は気から」「笑う門には福来る」などと言われますが、笑う行為は実際に身体にも心にも良い影響があるというのは、医学的にも実証されつつあります。
笑顔や笑うことで副交感神経の働きを高めることが出来、イライラした気持ちを吹き飛ばしてくれるのです。
笑えない気分でも、口角を上げるだけで効果的です。
さいごに
いかがでしょうか？
ご紹介したセルフケアは、ストレスを和らげる効果もあります。日常生活に簡単に取り入れられるものばかりだと思います。
身体と心、
共に健康であることで、
人間はバランスを保つ事が出来ます。
自律神経の乱れを感じる方はぜひ、愛YOUカイロプラクティック院にご相談ください。
体の歪みを改善することで自律神経のバランスが整い、スッキリとした身体を手に入れることで身体的ストレスはもちろん、心的ストレスも解消することができます。
今の時期、
自律神経の乱れやすい人が増えています。
当院の背骨循環整体で予防しましょう！
心身共に健康で、明るい毎日を過ごしたいものですね！
.jpg)