O


O脚の原因を知って改善! 健康な美脚になるために出来ること

O脚と聞くと女性に多いイメージがありませんか?
実は、日本人の8割はO脚だと言われているそうです。

5人に4人がO脚ということは、男女関係なく右を向いても左を向いてもO脚の人だらけ、ということになります。
ちょっと意外ですよね。

確かに街中を歩いているとO脚だと感じる人は多いですが、特に気にならない人だってたくさんいます。しかし、まっすぐな脚に見える人も、この割合に当てはめて調べてみると実はO脚なのですね。

女性に多いイメージなのは、スカートを履くため男性より脚を出す機会が多いこと、見た目を気にする人が男性より多いからでしょう。今回は、その日本人に多いO脚についてお話したいと思います。女性必見の美脚へのヒントがここにあります!

 


そもそもO脚ってどういう状態?

はじめに、知っておきたいのが【足】と【脚】の違いです。

足・・・くるぶしの下から足の裏側全体
脚・・・膝から下の足。転じて、足全体

読み方は同じでも、意味は全然違うものなのですね!
この違いを念頭におきながら読み進めてください。

O脚は「内反膝(ないはんしつ)」と言い、書いて字の如く膝の関節より下が内側に反った状態を言います。反った膝下が正面から見るとアルファベットの「O」の様にアーチを描いているので、O脚と呼ばれています。ちなみに、反対に膝の関節より下が外側に反った状態を「外反膝(がいはんしつ)」と言い一般的にX脚と呼ばれるものです。

 

日本人はO脚の人は、
後天的O脚になってしまう人が
ほぼ9割です。

 

つまりほとんどの人が何らかの原因で、O脚を自分で「つくってしまった」状態ということです。なぜ、こんなに多くの人が生まれた後にO脚になってしまうのでしょうか?

 


O脚は生まれつき?

赤ちゃんを仰向けに寝かせると脚がカエルのように開いていますよね?
身体が柔らかいなあ。と感心するのは子育てあるあるですね。

実は人間は、2歳くらいまでの間は生理的O脚と言って、だれでもみんな等しくO脚です。1歳前後で立つようになっても、まだ膝の開きが残っているのでO脚になるのです。
この生理的O脚は異常ではありません。
ほとんどの赤ちゃんは、立って歩き始める成長の過程でまっすぐな膝になっていき、自然とO脚ではなくなります。

それなのに、大人になるとO脚の人が多いのは不思議ですよね。
大人がO脚になる原因はとても身近にあります。

 

それは「生活習慣」に関係しています。
姿勢と言ってもいいでしょう。

 

座り方ひとつ見てみてもわかります。 脚を組んで座るのが癖になっていませんか?
椅子に座った瞬間脚を組んでいる。そんなことはありませんか?
床に横座りをしていませんか?女性の方に多い座り方かもしれませんね。
椅子に座る時、浅く腰掛けて背もたれに体重を預けていませんか?

歩き方はどうでしょう。
内股で歩いていませんか?これらの生活習慣がO脚を作ってしまう原因です。

 


Part.1 原因は〇〇にある! 

なぜ座り方や歩き方が悪いとO脚になりやすいのでしょうか。

 

悪い姿勢に共通して影響を受けているのは・・・

ズバリ「骨盤」です!

 

O脚は「膝下が内側に反った状態」となのだから、原因は膝にあるのでしょう?とおもいますよね?

しかし、大きな原因の1つに骨盤があります。
実際にやってみましょう!
どうでしょうか。
どれも全て骨盤に大きく関わってくる姿勢だと言えます。つまり、先ほど紹介した悪い姿勢での座り方や歩き方は、骨盤が歪んだりねじれたりする姿勢なのです。

上で述べた以外にも、出産・姿勢・脚に合わない靴・猫背・ケガや事故・老化など、骨盤が歪んでしまう原因は様々あります。

具体的に骨盤の歪みからO脚になってしまうプロセスは

①骨盤が横に広がる
②股関節が外側にずれてしまう
③太ももの骨・関節が外に移動する
④外側の筋肉ばかりが使われる
⑤膝・足首が内側にねじれる
⑥発達した外側の筋肉が骨を引っ張りOの形に湾曲してしまう

様々な原因で骨盤が歪んで横に広がると、左右の股関節が外側にずれ、脚全体の骨・関節も外側に移動してしまいます。
すると外側の筋肉ばかりが酷使され、そうすると反対に内側の筋肉は衰えていき、膝や足首が徐々に内側にねじれます。
そして、発達した外側の筋肉が脚の骨を引っ張って“O”の形に曲がってしまい、最終的にO脚が完成してしまうのです。

 


Part.2 原因は〇〇にある! 

O脚になってしまう原因は骨盤だけではありません。

 

骨盤から繋がって伸び、
足を支える関節、
すなわち足関節(足首の関節)です。

 

足首って歪むの?と意外に思われるかも知れません。
実は足首も骨盤と同じように、日常生活の癖で歪んでしまうんですよ。

 

足首が歪んでしまう一番の原因は、
歩き方の癖」です。

 

普段の歩き方を気にしている方は少ないでしょう。
足首が歪んでしまいやすい人の特徴として、

「靴の外側ばかりが擦り減る」
「膝を曲げながら歩く」

というものがあります。
このような歩き方をしていると、脚の外側に負担がかかり、足首が外側へ倒れます。
それが足首の歪みとなり、脚の付け根やその上に繋がる骨盤へと歪みが広がる悪循環に陥ってしまうのです。

骨盤と足関節は、関係ないようで、実はどちらもO脚と深い関係がありました。
骨盤の歪みと足関節の歪み、どちらが先に歪んだのかは大きな問題ではありません。

 

ポイントは
どちらも歪んでねじれてしまっている
という状態がO脚につながるということです。

 

骨盤の歪みと足関節ねじれ、どちらか一方だけに注目して改善したとしても、O脚は改善しないのです。

 


下半身太りにも大きく関係するO脚

女性の方であればより気になる話題・・ダイエットをして上半身は痩せていくのに下半身はちっとも痩せない・・・とお悩みの方、必見です!
見た目が悪く気にする人が多いO脚は、‟下半身が太りやすい”という話も有名ですね。
よく聞かれる洋ナシ体系の方の脚を見るとO脚である場合がとても多いのです。

O脚は骨盤と足関節の歪みです。
歪みがあると、血行が悪くなり余計な脂肪や老廃物の排泄も悪く、重力に逆らえずに下半身に滞ってしまいます。ホースをイメージしてみて下さい。
くねくね曲がったホースと、真っ直ぐなホース、どちらが勢いよく水が流れるか・・・
一目瞭然ですね。それと同じです。

その余計な脂肪や老廃物がいわゆる「セルライト」なのですが、このセルライトがたまっていくと、脚がデコボコしてきます。そしてますますホースのねじれが生じて血行不良になるという悪循環になります。さらに血行不良となると、脚の筋肉の成長を妨げて筋肉が衰えてしまいます。衰えた筋肉の代わりに脂肪がついて、下半身太りを加速させてしまうのです。

 

ダイエットしても下半身太り
解消されないとお悩みの方は、
O脚をまず改善すること
を考えましょう。

 


見た目の問題の陰に潜むO脚の怖い症状

O脚と言えば単に見た目の問題や、下半身が痩せにくいというお悩みを抱えている人が多いと思いますが、実は将来的にあなたの身体を脅かす可能性も潜んでいます。

例えば

・肩こり
・背中痛
・腰痛
・生理痛
・股関節痛
・膝痛
・変形性膝関節症

などなど・・・

「膝の痛みはなんとなく分かるけど、肩こりや背中の痛みにもO脚が関係あるの?」
と思ってしまいがちですが、どの症状もO脚の原因でもある骨盤や足関節の歪みと切っても切れない関係なのです。

思い当たる点はないでしょうか。もしかしたらすでに肩こりや腰痛は起こってしまっているかも知れません。美容だけでなく健康にも悪影響があるなんて! O脚ってあなどれません!けれど逆に考えてみれば、O脚を改善すると将来的に起こりうる可能性がある他の症状を未然に防ぐことができるとも言えます。

 


O脚に対して出来るセルフケア

内太もものストレッチ

内太ももにある内転筋が衰えてしまうと、膝を開きO脚にしてしまいます。
鍛えるのではなく、伸ばすイメージでやってみて下さい。

①脚を付け根から外側に開き、かかとを床に付けて真っすぐに立つ
②息を吸いながらゆっくりと膝を曲げ、垂直に腰を落とす
③息を吐きながら、足の裏で床を押して膝を伸ばし、元の姿勢に戻る

これを1日10セット繰り返します。あくまでも無理のない範囲で!

このときお尻が突き出てしまわないようにしましょう。
また、足首をひねって外に向けないように注意します。

 

正しい立ち方を意識する

・紙一枚を左右のももで挟むようなイメージで締めて立ってみましょう。
・つま先を拳1つ分くらい広げ、足の親指を外に向けましょう。

ももを締めると足全体がグッと近づくので、膝、ふくらはぎ、かかともくっつくとシャープな立ち姿になります。お尻が引き締まり後ろ姿がスッキリするほか、足元の安定感が増してふらつきにくくなります。

 

座り方を意識する

・床に座る時はなるべく正座が良いでしょう。
・椅子に座る場合は背もたれを使わず、座面に深く腰掛けて
 骨盤を寝かせないように気をつけましょう。

女性に多い横座りはダメなことは最初にも触れましたが、正座を崩し、お尻をペタンと床に付けた通称アヒル座りをしている女性もとても多いと思います。この座り方も横座りと同じで骨盤に悪影響です。あぐらで座ってもかまいませんが、猫背であぐら座りは逆効果です。もしあぐら座りをする場合は姿勢を正しく保つことを意識して下さい。

 

骨盤の歪みを解消する前屈ストレッチ

O脚の原因には骨盤の歪みがあります。そのため、骨盤の歪みにアプローチするのはO脚改善にもなります。床に座っての前屈ストレッチはとても簡単なようでいて、緊張やこりで硬くなった筋肉をほぐし、骨盤の歪みを改善してくれます。ただし、痛みを我慢して無理に伸ばすのはいけません。

伸ばして気持ちよい程度のところで止めるのがポイントです。

 


さいごに

今回は日本人に多いO脚についてお話しました。O脚になるのは身体の歪みが原因とお話しましたが、生活習慣を意識して改善して気を付けていても骨盤や足関節が歪みが元に戻らない、戻った感じがしない。何よりいろいろ試しているけどO脚のまま。どうして?と半分諦めかけている方もいるかも知れません。

 

でも、大丈夫!

愛YOUカイロプラクティック院は、
主訴の根本的な原因を追究し、
アプローチしていきます。

 

お客様にわかりやすく説明しながら施術を行いますので、ぜひお気軽にお悩み事をご相談ください。

 

おすすめの記事