立ち上がる時の辛いめまいを簡単に軽くする方法


☑家で立ち上がった時に毎回頭がクラッとする
☑急な来客時に、急いで立ち上がるとめまいが起きて動けなくなる

おうちで家事や育児に忙しく動き回って、やっと一息。そんなときにピンポーンとお客さんが来て、慌てて立ち上がるとクラクラとめまいが起こってしまう・・・あなたはそんなお悩みはお持ちではないでしょうか?

立ち上がるたびにクラッとめまいがしていては、生活していてとても煩わしい思いをしていらっしゃると思います。めまいと言っても、すぐに治まるから病院に行くほどでもないかな・・・
でももし、立ち上がる時にめまいがしない方法があればいいのにな・・・思っているならば、ぜひ今回の記事を読んでいただきたいと思います!

立ち上がる時にめまいが起きないようにするポイントと、座っている時にある部分に気をつけてもらえばめまいが起きにくくなるというお話です。

 


どうして立ち上がる時にめまいが起きるの?

立ち上がる時のめまいは「起立性低血圧」と言います。
いわゆる立ちくらみで、病気ではなく症状の名前です。

座った状態から立ち上がるとき、血液は重力に従って下へ降りようとします。
しかし、そのままでは上半身、特に一番大切な脳に血液が行き渡らずに不足してしまいますね。そういうとき、人間の身体は自律神経を働かせて脳の機能を損なわないように対応しています。

1.血管(特に下半身の血管)を収縮させる。
2.心拍数を増やして心臓の動きを早くし、血液をたくさん流す。

これらは、自律神経のうちの交感神経が活発に働いたときに起こります。
ところが自律神経の乱れがあり、交感神経が働かなかったり、逆に副交感神経が働きすぎたりすると、このメカニズムがうまくいかずに立ち上がった時に脳への血流が乏しくなってしまうのです。

また、もともと低血圧の人は手先や足先の血管の収縮力が弱いので、脳へ戻る血液量が少なくなりやすいために注意が必要です。

 


立ち上がる時のポイント

椅子から立ち上がるにしても、床から立ち上がるにしても、めまいが起こった時に転倒しては大変です。
ポイントは「ゆっくりと」です。

【椅子から編】

急に体勢を変えたり、頭の位置を変えたりするとめまいが起こります。
特に椅子に座っている場合は、下を向いて作業をしていることが多いでしょう。
そこから急に頭を上げて立ち上がると、血液が脳に戻るのが間に合わずめまいをおこしてしまうのです。

ポイントは「ゆっくり顔を上げて、足を床にしっかり付いて、ゆっくり立ち上がる事」、これに気を付けるだけでもめまいは随分減りますよ^^

 

【床から編】

朝起きる時や、床に座っている時なども、ついついガバッと起き上がったり立ち上がったりしてしまいがちですよね。

床から立ち上がる時は頭が低い位置にあるために、急に動いてしまうと椅子から立ち上がる時よりもさらにめまいが起こりやすくなります。

ここでのポイントも、やはり「ゆっくり」です。
また、床から立ち上がるときのもう一つのポイントは「つかまること」。
近くにローテーブルなどがあれば、それに手を付きゆっくりと立ち上がると安定します。また転倒してしまう危険もありません。

急な来客や電話など、慌ててしまうシーンはあるかも知れませんが、
焦って転んでしまっては元も子もありません。
最初のうちは、いつものようにガバっと立ち上がってしまうことも
あると思いますが、「ゆっくり動くこと」に気を付けるポイント
として覚えておいてくださいね。

 


〇〇に負担がかかるとめまいが起きる!

パソコンやスマートフォンの普及で姿勢の悪い人が以前よりも増えているのはご存知でしょうか。

座った状態から立ち上がるときにめまいが起こってしまうのは、そもそも座り姿勢に問題があるかも知れません。座っているときのご自分の姿勢を、ちょっと思い出してみてください。客観的に見るために、写真を撮ってもらっても良いと思います。
首が肩より前へ出て背中が丸まっていませんか?

人間の身体は楽な方へ楽な方へとクセがついてしまうため、猫背やストレートネックもいつしか定着してしまいます。首は頭を支えているので、負担がかかりやすい場所です。
そして首に負担がかかってしまうと、下半身からの血流が滞りやすくなってしまいます。
もともと下半身からの血液が頭に戻るのは時間がかかるのに、さらに首に負担がかかって血管が曲がっていると余計に血液が戻ってこられませんね。

また、意外にも首の骨(頚椎)は自律神経にも深くかかわっている骨です。
この首の骨が歪む事により自律神経系に乱れが生じて、先にお話したような起立性低血圧も起こってしまうというわけです。

首に負担がかかるとめまいが起きやすくなりますので、首に負担のない姿勢を身につけたいですね。

 


まとめ

今回は、めまいが起こりにくくなる立ち上がり方、そして意外にも首に負担がかかるとめまいが起こりやすくなってしまうというお話でした。

日常生活を送る上で、立ったり座ったりというのは呼吸と同じくらい当たり前にしている動作だと思います。その度にめまいが起こっていては、煩わしいどころか生活をしていて支障を来してしまうでしょう。

そんなときはこの記事を思い出して、立ち上がる時のポイントに気を付けてみてください。「ゆっくり動く」、これだけで驚くほどにめまいは減ると思います。また、首に負担がかからないように姿勢も意識してください。
めまいと無縁の明るい生活を楽しみましょう♪

 

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