・膝を動かしたときに痛みが起こる
・立ち上がりや歩行時、階段の昇り降り、体重がかかる動作で痛みが起こりやすい。
・膝の曲げ伸ばしが辛くなる
・膝をピンと伸ばして立つ、正座、しゃがむことが難しくなる。
・膝に水が溜まる
・関節炎により多量に生産された関節液が膝関節の中に溜まった状態。
このような症状でお困りではありませんか?
◆膝関節症とは◆
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨が擦り減り、関節炎や変形を生じて痛みが起こる病気です。
- 正常の膝関節の表面は軟骨で覆われています。
軟骨は弾力性があり、衝撃を和らげたり、関節の動きを滑らかにしたりしています。
また膝関節全体は滑膜という薄い膜と関節包という袋に包まれています。
滑膜からは関節液という軟骨成分であるヒアルロン酸を含んだ粘液が分泌されており、これが関節をスムーズに動かす潤滑油の役割を担っています。
関節液は軟骨の栄養にもなります。
- 初期の変形性膝関節症では、軽度の関節軟骨の摩擦が生じます。
しかしこのとき自覚症状はほとんど無いと言われています。
- 中期の変形性膝関節症では、軟骨の摩擦が進み軟骨が擦り減り関節の感覚が狭くなってきます。
そうすると歩行時や立ち上がり、膝の曲げ伸ばしで膝に掛かる負担が増加したり、軟骨や半月板の変性による刺激で関節炎が生じます。
関節炎になると膝を曲げ伸ばししたときに痛みが出たり、曲げ伸ばしの可動域の制限が生じます。また関節液が多量に生産され関節に水が溜まることがあります。
- 進行期の膝関節症では、軟骨の摩擦がさらに進み軟骨下骨(『なんこつかこつ』という関節の土台となる部分)が露出したり、骨自体が変形し骨棘(こつきょく)が生じます。
こうなってしまうと、歩いたり膝を動かす度に軟骨が無くなった骨同士がぶつかって強い痛みを感じます。
また曲げ伸ばしの可動域もさらに制限され、日常生活もままならなくなります。
◆変形性膝関節症になりやすい人◆
変形性膝関節症は年齢とともに増加傾向にあります。
60歳以上で女性の約40%、男性が20%の割合で変形性膝関節症と言われています。
さらに80歳代では女性60%以上、男性50%近くに達するそうです。
若くても、激しいスポーツなどで膝に負担がかかりすぎてもリスクは高まります。
これまでのところ「女性」「肥満」「O脚」については変形性膝関節症との関係があると言われています。
特に日本人は元々O脚の傾向があり膝の内側に負担がかかりやすくなるため、日本人の変形性膝関節症では90%近くが膝の内側に強い変形が見られるそうです。
◆変形性膝関節症の治療◆
変形性膝関節症で来院される方は必ず足の捻じれ、姿勢の崩れがあります。
当院では足首、膝、股関節の硬さや捻じれを整えていきます。
そして体のバランスを整え正しい姿勢になると関節に掛かる負担が減ります。
肝心なのは膝関節の隙間を整えること、そして全身のバランスを整えること。
後は日常生活で気を付けることや、セルフケアも必要に応じてお伝えしていきます。
痛みが無く生活できる健康な体を、一緒に頑張って手に入れませんか?
諦めないで是非ご来院ください!