新現代病　スマホが首に与える影響について

2016年11月11日 2017年1月12日

愛YOUカイロプラクティック院

最近お体のお悩みとして多いのが、

・なんとなく首が重たい

・首のあたりが張っている感じがしていつも違和感がある

・首から肩にかけて痛い

・やる気がでなくなった　・いつも体がしんどい　・夜なかなか寝付けない

というような患者様が多く見受けられます。

よくよく話をお聞きしてみると、その原因として「もしかしたらスマホが原因かも？！」とご自身でもお気づきになられている方が多くいらっしゃいます。

現在、国民の皆の多くが持っているスマートフォン。

触っていると、ついつい夢中になって長時間眺めてしまいますよね。

ではその行為がなぜ首の不調に繋がるのでしょうか？

下向き姿勢は首にものすごい負担をかけてます

では早速いつものようにスマホの画面を眺めてもらって、その姿をご自身で横から鏡で見てください。

首と肩が異様に前に突き出ていませんか？

もしくは、頭と首が下に倒れ過ぎていませんか？

実はこの首が過度に下向き姿勢であったり、前に出過ぎた前傾姿勢は、首や肩に大変な負担がかかっている状態です。

正しい位置にある首の状態と比べて、約３倍もの負担が首にかかっているのです。

ためしにご自分の首の前側の筋肉を触ってみると分かります。

鎖骨の真ん中に指を置いて、顔を右に回してみましょう。そうすると左の首筋に浮き出てくる１本の筋のような筋肉がありますよね。これは首を前に倒す作用のある胸鎖乳突筋と筋肉ですが、スマホ病で下向き姿勢が多い方はほとんどといってよい程、胸鎖乳突筋がガチガチに緊張してしまっています。その為に首を動かす時に痛みや違和感を感じてしまうのです。

そして首の後ろ側にある拮抗筋である、板状筋群や僧帽筋、また背中の筋肉である脊柱起立筋群は前に引き延ばされて一生懸命に首を支え頑張ってくれているのです。下向き姿勢が長くなるほど、これらの筋肉はヘトヘトになってくるのは想像できますよね。

スマホ病はやがてストレートネックへと変異する

私たちの背骨には、生理的弯曲という、ボーリングの球ほどに当たる頭の重みを背骨の関節に分散させるためにS字のカーブがついています。しかし悪い姿勢を取っていたり、生活習慣など様々な要因によるせいで骨格バランスが崩れると、筋肉に骨が引っ張られていきこのS字カーブが崩れて、だんだん生理的弯曲が失われていきます。

皆さんがよく聞く“ストレートネック”というのは、この首の生理的弯曲が崩れてしまっている状態で、横から見るとストレートの形状に見えることからそう呼ばれています。

ストレートネックは、頭の重みで首がどんどん変形してしまった結果、このようにカーブが無くなってしまった状況といえるのです。