外反母趾とは?

☑ 足の指が曲がって痛む

☑ ヒールを履いたときに指が痛くて、おしゃれな靴を楽しめない

☑ 足指の変形で、日常生活を送ることも困難になってきた

このような症状を外反母趾と言います。
外反母趾は幅広い年代の方、特に女性に多いお悩みです。

外反母趾のことはなんとなく知っているけど、原因や改善方法のことまではあまり知らないという方は多いのではないでしょうか。

今回はそういう方々のために、外反母趾はどうしてなってしまうのか、改善するためにどうすれば良いのかということをお話します。

日常生活を送る上で必ずしている動作、「歩く」ときにちょっと気を付けるだけで改善できるのです!

是非、最後までお読みください^^

 

外反母趾はどうしてなってしまうのか?

外反母趾というのは、簡単にいうと「足の親指の変形」です。

親指の付け根が身体の外側に向かって「く」の字に曲がってしまうことにより、靴に当たって痛みが出たり変形そのものの痛みがあったりするのです。

指の付け根が骨格的に変形しているため、一度なってしまうと治らないよねと思っている方も多いでしょう。

実は外反母趾の変形は、半分治って半分治りません

どういうことかというと、若い人ほど治りやすいのですが、年齢が上がっていくにつれ変形を治すのは難しくなります。

じゃあアラフォーを過ぎたら、痛みが一生治らないのか・・・と悲観する必要はありません。

なぜなら、変形と痛みは必ずしもイコールではないからです。

にわかに信じがたいかも知れませんが、変形があっても痛くない人は痛くないですし、そこまでひどい変形でなくても痛みを感じる人もいます。

痛みに関しては、年齢に関わらずほぼ改善していくのでご安心ください^^

 

また、よく遺伝だから仕方ない・・・というお声も耳にします。

確かに、親子であれば骨格的に似てくるので変形しやすいというのはありますが、だからと言って諦める必要もないんですよ。

 

では指が変形してしまう原因はなんなのか?
というお話ですが、一言で言うと
「歩き方」です。

外反母趾になってしまった人は、皆さん一様に歩き方が良くありません。

どのような歩き方でしょうか。次の項でご説明します。

 

外反母趾の人の歩き方とそうでない人の歩き方を徹底比較!

正しい歩き方

1.かかとから地面に着地する

2.小指側に体重をかかと側→指側でかける

3.小指側から親指側に体重をかける

土踏まずは文字通り地面に接地しない部分で、実は二足歩行の動物では人間にしかありません。

本来ならば土踏まず以外の肉の厚い部分、上の図のようにかかとから小指側、そして親指側に体重が乗るのが正解です。

では、外反母趾の人の歩き方はどうでしょうか。

<外反母趾の人の歩き方>

外反母趾の人もかかとから着地するのは同じです。
しかし、その着地の仕方がまっすぐではありません

 


パターン1:外側から体重が過剰に乗った場合

外側にねじれた状態でかかとを地面に着けると、そのままでは倒れてしまいますね。

そうならないように、小指に力が入ります。

しかし小指だけでは支えきれないため、内側に戻そうと親指の方にも力が入ります。

このとき普通に歩くよりも過剰に親指に力が働き、外側へ曲がってしまうような変形する力がかかって外反母趾を引き起こしてしまうのです。

 


パターン2:内側から体重が過剰に乗った場合

内側にねじれた状態でかかとを地面に着けると、本来なら地面に接地しないはずの土踏まずが地面に着いてしまい、潰れたような状態になります。

↑分かりやすく説明するとこのようになります。

土踏まずがいつも接地し、潰れていくと足のアーチがなくなってしまいます。

足のアーチはクッションの役割があり体重の分散をしていますが、潰れてなくなると体重が足の骨にダイレクトにかかってきます。

そのとき、体重を分散しようと親指の付け根部分がブレーキをかけてくれるのです!

とは言え元々そのような造りにはなっていないので、どうしても無理がかかり関節部分にかかる力を逃がそうと親指が変形していってしまうのです。


 

つまり、外反母趾はかかとを斜めに着地してしまうことで起こるのですね。

そういう歩き方をしていれば、歩けば歩くほど変形は進行し、治療が遅れるとその分悪化しやすくなります。

 

外外反母趾を改善する歩き方

歩き方を説明する前に、まずご自分の立ち方を見てみてください。

立ったときに足先はどこを向いていますか?

外反母趾の人は、まっすぐ立ってくださいと言うと足先が正面を向いていたり、内側にねじれた状態のが多いのです。

歩く時はもちろんそのまま歩きますから、足先は正面を向いていることになりますね。

そうすると、先ほどのお話のようにかかとがまっすぐ着地せず、親指に過剰に力がかかるので外反母趾は悪化してしまいます。

 

外反母趾を改善するためにはまず、立ち方を治しましょう

1.指先は、約60°くらい外へ向けて立ってください。

こんなに足先を開いて立つというのは、ガニ股に感じて違和感があるかも知れませんね。

しかし、立ち姿や歩き姿が綺麗なモデルさんもこのように立ったり歩いたりするトレーニングをしています。

つまりは、つま先が外を向いているのが自然な姿だと言えます。

 

2.歩く時も同様に、つま先を外へ向けたまま足を前に出します。

慣れていないと自然につま先が内側へ閉じてしまうので、意識して歩きましょう。

外反母趾を改善する歩き方はなんとこれだけです!

 

つま先を外へ60°向けて歩くだけで改善するとは驚きですよね^^

最初の内は慣れない歩き方で違和感も強いですので、おうちの廊下などで練習してみてください。

練習すればすぐに上手になりますよ!

 

注意点は

☑  つま先を外へ向けて立つ 

☑  その角度(60°)のまま広げて歩く

この二点だけです♬

※中にはどうしても違和感が強くてつま先を外へ向けて歩けないという方もいらっしゃいます。
そういう方は膝関節や股関節、骨盤などの骨格のゆがみが邪魔をしている可能性が高いです。無理せずお近くの整体院などにご相談してください。

 

大切なのは、今以上に悪くならないよう予防することです。

歩き方一つで予防・改善が出来るのならばこんなに簡単なことはありませんよね^^

 

ぜひ、今日からこの歩き方を行ってみてくださいね!

 

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