☑ せっかく女性に生まれたのだからハイヒールのオシャレな靴を履きたい ☑ 外反母趾用の靴はダサいから嫌だ
このように思っている方、特に女性の方は多いと思います。
今回は、外反母趾の人がどういう靴を選べば良いかのお話です。
大切なポイントがありますので、今後の靴選びの参考にしてみてください😉
ハイヒールはどうしてダメなのか?
働く女性の代名詞とも言われているハイヒールですが、外反母趾の人が履くのはちょっと躊躇しますよね。
ハイヒールでよく見かけるデザインの先の尖った靴は、ポインテッドトゥと言いますが、爪先がぎゅっと圧迫されているので足の指の変形を招き外反母趾になりやすくなったり、外反母趾を悪化させてしまうのです。
またハイヒールは踵部分が高くなっています。
そのため、普通ならば足の裏から地面に着地するところ、足先から接地してしまうので指先にグッと体重がかかって変形を強めてしまうと言われています。
どういう靴なら良いの?
では、どういう靴ならオシャレと実用を兼ねられるかと言えば、一つは先の丸いタイプの靴があります。
このようなバレエシューズタイプであれば、先が丸いため指への圧迫が少なくなり痛みも減って歩きやすくなると思います。
もう一つはオーダーメイドの靴です。
外反母趾と診断されると、健康保険を使って作ることもできます。
それから保険外にはなりますが、フルオーダーで数万円から10万円を超えてという高価な靴もあります。
変形している自分の足に合わせて作るため履き心地は良くなる一方で、中にはせっかくオーダーで作ったのに、やっぱり痛みが変わらないという方もいらっしゃいます。
せっかくお金を払ってオーダーしたのに何故でしょうか?
実は靴選びの際に、外反母趾の人は特に気を付けるべき点があり、オーダーしたのに合わないという場合はこのポイントを押さえていない可能性があるのです。
気を付けるべきポイントは二つ
1甲の高さ
靴と足の甲の間にすき間がない靴を選びましょう。
この部分にすき間があると、カポカポするので脱げないようにするために指先に力を入れて抑えようとします。
イメージとしてはこのような感じです。
指先に力を入れていると、だんだんと「浮き指」の形になってきてしまいます。この形で歩こうとすると、当然指先で体重を支えたり調整していたのが出来なくなりますので、歩き方が更におかしくなり、外反母趾を悪化させる結果となります。
2かかとの固定
甲の高さの話と似てくるのですが、かかとが合っていないと歩いたときに靴が微妙にずれてしまいますよね。
かかとが合わず靴と足が微妙にずれていると、どうなるかというと、着地のときにまっすぐ足が地面と接地しなくなります。
本来ならまっすぐ着地するところ、斜めに着地するなどして歩き方が不安定になってしまい、外反母趾の悪化や、痛みの増強などを引き起こしてしまいます。
参考記事:実は簡単! 外反母趾を改善するための歩き方はこれだけ気を付ければ大丈夫
つまり、靴を選ぶ時や作る時は「甲の高さが合っているか」「かかとは固定されているか」の2点に注意しましょう!
この2点が合っていなければ、例えオーダーメイドで靴を作ったとしてもせっかく高いお金をかけたのにもったいない・・・ということになってしまいます^^;
逆に言えばこの2点のポイントをしっかり押さえ、なおかつ歩き方がきちんと出来ていれば、ハイヒールなどの一般的には外反母趾には良くないと言われるオシャレな靴も問題なく履くことができ、痛みも悪化しないんです!
是非、靴選びの参考にしてみてください。
歩く行為は人間の基本なので、オシャレな靴で気分も明るくなりたいですね^^