インターネットを見ていると、外反母趾でお悩みの方の質問をよく見かけます。

今回は「Yahoo!  知恵袋」の中で特に多かった質問に答えていきたいと思います😁

 

外反母趾で分からないことがある方の参考になると思います。

ぜひ最後までお読みください😉

外反母趾の痛みはどういう痛み? 変形がなくても痛いの?

当院に来られている外反母趾の方から聞いた症状で言うと

✅ 椅子から立ち上がる時に痛い
✅ 歩いていて変形のある部分が痛い
✅ 足裏の親指、中指、薬指の付け根が痛い
✅ かかとが痛い

外反母趾というのは、親指の付け根の変形を指しますのでその部分に痛みがあるというのはイメージできるかと思います。

けれど、上記のように変形部以外の痛みを訴える方も、もちろんいらっしゃいます。

 

変形部以外の痛みを、外反母趾と関連付けて良いのかは難しい所ですが、外反母趾になってしまうというのは今まで再三お話した通り、立ち方や歩き方が良くないということです

(参考:実は簡単! 外反母趾を改善するための歩き方はこれだけ気を付ければ大丈夫)。

となれば、歩行時の足裏にかかる体重の乗り方や衝撃のかかり方が、外反母趾になっていない人と比べると良くないということにもなります。

それにより変形部以外にも痛みが出てしまうのであれば、それは外反母趾と同じ原因であると考えられますね。

 

つまり、変形がなくても痛むこともあるのです。

 

逆に変形があるのに痛みがないという人も、割といらっしゃいます。

 

なぜ痛くないのか?

 

外反母趾の変形は骨の変形ではありますが、痛むのは骨ではありません。

骨の周囲の軟組織(筋肉や靭帯など)と言われる部分が傷ついて炎症し、痛みを引き起こすのです。

 

元々足がとても柔らかい人は、変形していても衝撃をある程度逃せるため痛みが出にくい傾向にあります。

また、だんだんと感覚が鈍くなっていて痛みを感じにくいという場合もあります。

痛風とは違う痛みですか?

痛風は「尿酸」という物質が関節の中で固まって結晶化することで炎症を起こす疾患です。

読んで字の如く「風が吹いても痛む」と言われるほどのすさまじい痛みです。

通常1~2週間程度で発作は治まります。

 

外反母趾とは異質の痛みであるため、痛み方が尋常ではないと思ったら早めに受診することをお勧めします。

冷やす方が良い? 温める方が良い?

 

急性期・・・歩いていてどうしても痛みに耐えられず、その場で痛みを取りたいという場合は「冷やす」。
強い炎症が抑えられて痛みは引きやすい。

 

慢性期・・・痛みが出てから数日経っている、または慢性的に痛みが続いている場合は「温める」。
温めて血行を良くした方が軟組織の修復が早く進む。

外反母趾の痛みがあるときに効果的なマッサージはありますか?

1足の甲側のマッサージ

足の親指と人差し指の間、人差し指と中指の間にある窪んでいる部分を探します。

指と指の間を辿っていけばすぐ分かる部分です。

足の甲は少し押さえただけでも痛みを感じやすいので、痛くない程度の力でマッサージしていきましょう。

2足の裏側のマッサージ

足の裏側も、甲側と同じように指の間を辿るように足先からマッサージします。

足裏部分は、肉が厚めなので少し強めの力でも大丈夫です。

痛すぎないように注意しましょう。

3かかとの横のマッサージ

かかとの横、くるぶしの飛び出している骨の下あたり部分は、筋肉を包んでいる筋膜の端っこになります。

端っこ部分をマッサージして緩めると、筋膜全体も緩み炎症とともに痛みも取れやすくなります。

外側(小指側)、内側(親指側)両方とも、湯船につかっている時、またはお風呂上がりなどの身体が温まっているときに行なうと良いでしょう。

こちらも優しくなでるように、を意識して行ってください。

最後にお伝えしたいこと

マッサージをしてご自分の身体を触ると痛い部分があると思います。

痛いというのは、筋肉などが固いために感じる感覚です。

 

そしてマッサージをすると、筋肉も柔らかくなり固さも取れてきます。

ここで勘違いしやすいのですが、固さが取れて痛くなくなった=治った、ではないということです。

 

痛みがあるから温めたりマッサージをしたりして和らげるのは良いのですが、それで治るわけではなく、外反母趾を治すためにはやはり根本的なアプローチが必要となってきます。

 

外反母趾について記した当院のブログ記事もたくさんありますので、参考にしてみてください😉

 

おすすめの記事