今日は、骨盤と足組みについてお話したいと思います。
骨盤と足を組むことへの影響が理解できれば
愛YOU(ユー)カイロプラクティック院としましては
幸いでございます。
■座ると思わず脚を組んでしまう、その原因とは?
椅子に座るといつの間にか脚を組んでしまっている。そんな経験ありませんか?「あ~そういえば、私も組んでいるな~」そんな声がたくさん聞こえてきそうですね。しかし、そんな何気なくしてしまっているその“脚組み”にまつわる重要な身体の変化に気付いている方は少ないはずです。今回は、脚組にまつわる身体の変化と、その症状、対処方法についてご紹介します。
■どうして脚を組んでしまうのか?
まず、どうして脚を組んでしまうのかというと、私たちが自然と安定性を求めているからなのです。え?安定性? そうです、安定性です。私たちは不安状態になることを本能的に避ける能力があり、そんな不安定な状態にあれば無意識のうちに身体が安定性を求める行動をとっているのです。その一つに、脚組があります。ふつうに椅子に座るのなら、膝を90°にして両足底、大腿部後面、臀部、坐骨を地面や椅子のシートにつけているのですが、左右どちらかの骨盤がずれていると、足底や大腿部、臀部、坐骨などに感じられる圧覚、触覚といった感覚入力の刺激量に差が生まれます。脳はそのアンバランスさを補正しようと、身体に何かしらの行動を起こさせます。それが結果的に「脚を組む」という動作になってしまうのです。
■脚組と骨盤のズレ
たとえば、右脚を左脚に組んでいる状況では、右脚が正常な位置から左前方へ牽引されてしまっています。そうすると、骨盤は左へ回旋することになり、併せて体幹も左に回旋してしまいます。しかし、顔は本を読んだり、テレビを観たりするために真正面を向いていますから、頭部と体幹・骨盤は捻じれてしまう格好になります。
みるからに身体に負荷のかかる姿勢ですね。この姿勢が何週間、何カ月も続いていると考えるだけで末恐ろしくなりませんか?
■骨盤の構造・役割とは?
骨盤は、仙骨を中心に、腸骨、恥骨、坐骨が癒合した寛骨という左右の骨が仙骨を挟み込むような格好で構成されています。バケツのような格好の骨盤には、消化器である腸や泌尿器である膀胱、女性は子宮といった内臓諸器官が収められています。このような形状である骨盤は外部からの衝撃を守る役目も果たしています。
■骨盤がずれるとどうなるか?
不自然な骨盤の位置は、坐骨などを通して身体に受ける圧力のアンバランスを引き起こしてしまいます。そうすると、背骨の左右差を生み出し、その上に乗っている上肢帯、頭蓋骨にも負荷が掛かってしまいます。筋骨格系のバランスを崩し、そしてさらに、内包している内臓の位置も変えてしまいます。このような状態で脚を組み続けていると、さらに骨盤の歪みを引き起こし、余計に身体のバランスを引き起こしてしまいます。
■骨盤のゆがみによって現れる症状とは?
骨盤が歪み背骨もバランスを失っている状況が続くと、頭部、上下肢のバランス不良、筋緊張の異常といった筋骨格系に影響がおよび、さらに神経や内臓の機能の働きが低下し、糖尿病、肝硬変、心疾患に代表される生活習慣病を招いてしまう恐れがあります。身体の土台である骨盤の安定性を確保しなければ、全身のバランス調整はかないません。
■愛YOUカイロプラクティック院での施術
ではもともと骨盤がずれた原因とはなんでしょうか。首でしょうか、腰でしょうか?どこかがゆがまされた結果、骨盤が歪んでいると考えます。当院では特に、身体の全体重を支える足に着目しています。何気なく取っている日常の無理な姿勢が、足のゆがみを引き起こしています。足は人の土台です。足のゆがみをとっていきながら、骨盤、背骨というように全身の調整を行っていきます。当院では痛みを感じないソフトな整体でアプローチしていきます。
■おわりに
「脚組にまつわる身体の変化」と、「症状、対策方法」について紹介してきましたがいかがでしたか?骨盤の歪みが様々な症状を引き起こすリスクがあることがお分かりいただけたと思います。当院の施術は、全て根本的解決を目標にしています。姿勢のことでお悩みの方は、是非一度ご相談ください。