あなたのお子様に次のような症状があってお悩みでは無いでしょうか?
・朝起こしても起きようとせず、いつも布団から出てくるのはお昼過ぎ
・昼と夜の生活が逆転しており、夜もなかなか寝付けれない
・いつも身体がしんどく、やる気がでない
・動悸がしたり、立ちくらみがする
・イライラしたり、集中力が低下する
・頭痛がひどい
・食欲が沸かない 嘔吐することもある
・ふらつきがあり、立っていると気持ち悪くなる
お子さんが、朝、学校へ行く時間になっても起きられない-何か特別な事情があるのではと心配になり理由を問い正しても、単に朝起きる事ができないと返事が返ってくるのみ。
病院へ診療に行くと、「起立性調整障害」と診断され、生活リズムを整えるなどの指導を受けたものの、なかなか改善の方向性が見えなく途方に暮れられて悩まれている親御さんも多くいらっしゃると思います。
起立性調整障害は、10歳から16歳位までの小学校から中学生までのお子さんに多い症状で、お子さんの身体の自立神経のバランスが崩れてしまっているために起こっている症状になります。他にも精神的ストレスや環境への不適応など様々な原因がある場合もありますが、何をしてもよくならなかったお子さんへの対応に、このブログが希望の光となりましたら幸いです。
◆自立神経と何か?
それでは、起立性調整障害についてお話しする前に、先に自立神経について説明したいと思います。
人間のさまざまな臓器や器官の働きを自動的に調整してくれている神経を、自律神経といいます。
呼吸、脈拍、血圧、体温、発汗、排尿、排便などは全部この自律神経によって調整されています。
自律神経の中枢は、脳の間脳という場所の視床下部にあって、運動系や知覚系の神経と同様、脳幹・脊髄を通って、脊髄の椎間孔という穴から出て、身体の各部位に分布しています。
自立神経には、
・やる気や行動・緊張を生み出す「交感神経」
・心と体をリラックスの状態に導く「副交感神経」
の2種類があります。この2つの神経がお互いに上手くコントロールしながら心身を良い状態に保っています。
例えば、人は早朝になると交感神経の活動が増えて身体を活性化し、夜には副交感神経の活動が高まり身体をリラックスさせ、休養へと導きます。特に、睡眠中には副交感神経が優位になります。
それではこの自立神経が、お子さんの起立性調整障害と言われる症状とどう関係してくるのでしょうか?
◆起立性調整障害とはどういう症状??
起立性調整障害のお子さんは、この自立神経が正常に働かずに機能不全を起こしてしまっています。
通常だと午前中に体の活動の元である交感神経が活発になるのですが、それが働かずに5〜6時間以上も後になって働き始めます。つまり、そういう理由で、朝、体はまだ休暇中のままなのです。
その一方で、夜遅くになっても交感神経の活動が下がってこないので、夜は逆に身体が元気になり、なかなか寝つけれなくなります。その根本原因は自律神経系の1日のリズムがずれこんでいることにあり、朝起きれない原因はこのような現象により起こっているのです。
また、人は立ち上がる(起立)すると、重力によって血流が下半身に溜まり血圧が低下しますが、これを防ぐ為、健康な人では交感神経が興奮して下半身の血管を収縮させて血圧を維持しています。
それと対照的に副交感神経が低下することで心臓の拍動が増加し、血圧を維持するように働いているのですが、起立性調整障害があると、この血圧の仕組みが破綻してしまっており、その結果血圧が低下し脳や全身への血行が保てれなくなります。
ずっと立っていると、立ちくらみやふらつきがおこってくるのはこの為です。
また、脳への血流が悪いために、考える思考力も低下してしまい、集中力もまばらになってきます。
しかし、体を横に倒すことによって全身への血流が回復し、様々な辛い症状が軽減されるため楽になります。起立性調整障害のお子さんが、ごろごろと横になる事が多いのはこのような理由によるためです。
特に10歳から16歳の間の思春期のお子さんに多く見受けられ、小学生の約5%、中学生の約10%位・男女比では、1:1.5~2と女子のお子さんに多く症状が見受けられるようです。
◆愛YOUカイロプラクティック院での起立性調整障害へのアプローチ
起立性調整障害の症状の出ているお子さんは、皆さん頭蓋骨の硬さが目立つことが特徴的です。
また猫背になっている事で姿勢も悪く、首と骨盤の硬さや歪みもあるお子さんが多く見受けられます。これらの硬さや歪みがあると、人間の3大体液の一つである脳脊髄液の循環が悪くなって上手く働くことができなくなります。
脳脊髄液の循環が悪くなると、いつもだるい・疲れが取れないなど起立性調整障害に代表するような症状を出しますので、まずは、全身の骨格・筋のバランスをしっかり正しい位置に戻し、頭蓋骨や首・骨盤をしっかりと柔らかく本来の働きが出来るようにしていく必要があります。
最近のお子さんは外で遊びしっかり体を動かす機会も減り、スマホやゲームなど座って背中を丸め下向きの姿勢でいる事が多くなりましたよね。そのせいか骨盤の歪みがあったり、下向きの状態が長く続くことで首の筋肉が異常に緊張している事が多く、姿勢が大分悪くなってきています。
大人への骨格へと変わっていく子供の今の時期にこそしっかりと姿勢バランスを調整し、症状を取ってあげることが大事になります。そうすることで、お悩みの起立性調整障害の症状は次第に良くなっていきます。
何をしても変わらない現実が、まさか整体で変わるのかとお思いになるかと思いますが、是非一度愛YOUカイロプラクテック院にお気軽にご相談頂ければと思います。
■愛YOUカイロプラクテック院
愛媛県松山市本町7丁目24
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定休日:水曜日
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