前回のブログで、骨盤底筋を鍛えることによって内臓や姿勢を安定させたり、尿漏れを防ぐことが出来る事をご紹介しました。

 

 

  実は、骨盤底筋を鍛えるメリットはこれだけではありません。女性にとって大切な出産にもいい影響をもたらしてくれます。

産後は骨盤が開いており、歪みやすい状態でもあります。今回は、出産や産後の影響について詳しくご紹介します。

 

どんな影響が?

 

  骨盤底筋というのは前回紹介しましたように、主に姿勢や内臓の安定に関係してきます。また、骨盤底筋というのは、骨盤の底にあるハンモック上の筋肉群であることもあり、デリケートな悩みにも関係してきます。

 

・妊娠中や出産後に頻繁に尿漏れをした。

・出産後1週間たっても子宮が下がったままである。

 

  妊娠中や産後にはこういった悩みをもつ女性も少なくありません。この原因は骨盤底への大きな負担によりこういった悩みが出てきてしまいます。もしお悩みであればぜひトレーニングを行う事をお勧めします。

  また、今回ご紹介するトレーニングは前回ご紹介したトレーニングよりも強度の低いトレーニングですが、妊娠中であれば妊娠5ヶ月、(16~19週)の安定期を迎えてから始めるのが目安です。

  産後直後は自然に身体が出産前に戻ろうとしますので、この時期に無理をするのは身体にとってあまりよくありません。産後1週間~2週間を目安にトレーニングを始めるといいでしょう。

 

 

エクササイズ方法

 

 今回紹介するのは寝たままや座ったまま行うことが出来るトレーニングです。

  まず、仰向けに寝ます。そしてそのまま足を曲げて、楽な位置で足を立てます。その状態のまま身体全体の力を抜き、肛門と膣を引き締めるように意識します。

この時に意識して締めている部分を引き上げるようなイメージで行い、このまま10秒ほどキープします。これを5回ほど行います。

 

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  次は座った状態でのトレーニングをご紹介します。

  まず、背筋を伸ばして姿勢良く椅子に座ります。この時に、先程と同じように息を吸いながら、肛門と膣を引き締めるように意識します。

同じように引き上げるようなイメージで行うと良いです。ゆっくり息を吸ったら、今度は息を吐き切ります。寝て行うトレーニングをそのまま座っただけに変えたようなトレーニングになります。

 

  このトレーニングで大事なのは、「締める」、「緩める」といった意識をする事です。また、腹筋自体には力を入れる必要はありません。

  無理をする必要のないトレーニングですので、きつくなるまでトレーニングを行うのではなく、楽にできる程度で毎日続けることが大切です。
こつこつ毎日、少しずつでいいのでやってみてください。

 

  この”骨盤底筋”というのは、高齢者の方だけが悩む問題ではありません。

「私はまだ若いから大丈夫。」なんて方も若くて尿漏れや、女性ホルモンによる身体の不調に悩まされる可能性はあります。

  ダイエットにも、そのほかの悩みにも効果があるトレーニングですので、是非行うようにしてみて下さいね。

また、日頃から身体を柔軟な状態にしておくことで加齢による骨盤底筋の衰えを防ぐことが出来ますので、是非日頃から骨盤底筋を意識してみて下さい。

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